EVE OnlineにおけるFitの組み方は、覚えることが非常に多く初心者がよく躓く箇所として有名です。
どんなに強力な艦を使っても、間違ったFitではその艦の能力の10%も発揮することは出来ません。
厳密なセオリーはいろいろありますが、ここでは基本的なところだけ紹介します。

Fitを組みたいと考えたとき、大きく2通りのパターンがあるはずです。
ある目的をもって、それが可能な艦を組みたいのか。あるいは、ある艦に乗りたくて、その艦で何かをやりたいのか。
後者は自分の好きな艦にのるという目的は達成できますが、その船が自分がやっていることに向いているとは限らないためFitting難易度が高くなりがちです。
強いこだわりがないのであれば目的に合わせて艦を選ぶことをおすすめします。PvE艦船乗り換えルートも参考になるでしょう。

それぞれの艦に固有のボーナスを活かしましょう。ボーナスは、その艦は何が得意なのかを表す重要な要素です。
ロジ¹⁾が得意な船で相手を攻撃してもまともな成果は得られません。
また、スロットは基本的にすべて使いましょう。搭載するモジュールがないときは万能に使えるモジュールがいくつかあるので、それを搭載するのも悪くありません。
例外的に、ハイスロットに関してはタレット/ベイをすべて使っていれば、リソースの都合であえて使わないこともあり得ます。
キャパシタ(電力)を、想定される戦闘時間の間保つようにすることも重要です。EVEの艦はキャパシタがなければほぼ全てのアクティブモジュールが起動できません。
特にPVEでは常時安定させることが望ましいです。

探検用、ロジ用以外の艦船には攻撃系のボーナスがたいてい1つは付いています。迷ったときにはその種類のモジュールを使いましょう。
それぞれの詳細な特徴は、タレットやミサイルを御覧ください。使うモジュールの種類は統一することを強くおすすめします。
近距離用モジュールと遠距離用モジュールの同時使用は、EVEでは強くありません。
また、FG/DDであれば小型、CL/BCであれば中型、BSであれば大型のモジュールを搭載しましょう。
大型艦の小型艦への対処はドローンで行うのが基本です。

EVEの艦船は基本的な航行速度は遅いため、どの艦にも推進モジュールを1つは搭載しましょう。
近距離志向であればアフターバーナー、遠距離志向であればマイクロワープドライブを使うことがメジャーです。

説明するには長すぎるため、船の防御の組み方をお読みください。
PVEではアクティブタンクが基本です。
PVPではどれも使いますが、ロジがいる場合はバッファタンクがおすすめです。

相手のワープを妨害する、速度を落とす、シグネチャを増やすといった補助系モジュールもEVEでは非常に重要です。
これなしでは相手に逃げられたり、与えるダメージが大幅に減ったりすることでしょう。
E-Warとも呼ばれます。専用艦の存在からもその重要性が理解できるはずです。

Fittingは非常に奥が深く、ここで紹介したことはほんの一例に過ぎません。
EVEの先輩に教わったり、仲間と考え抜くことが重要です。
なんでも出来る完璧なFittingはありえませんので、目的に合わせて適切なものを選択しましょう。