PvE

いわゆるPvE(Player vs Enemy:対NPCコンテンツ)とは、大きく2つに分けられます。

・NPCを介して受注する「クエスト型」
→ミッション、エピックアーク、コスモスなど
・自動的に発生する簡易ダンジョンを攻略する「サイト型」
→アノマリ、DED、インカージョン、FW、探検、FOBなど

簡単に言ってしまえば、PvEは「ISKの獲得」のための活動です。
海賊を倒すことによるバウンティの支払いや、ドロップしたアイテムの売却による換金などでISKを得ることができます。

また、マクロ的にゲームシステムを見た場合、バウンティやミッション報酬などは「無からISKを生み出すコンテンツ」となっていると言えます。
PvEには、保険やアライアンス運営、あるいはwardecなどでシステムに吸収されるISKをカバーし、EVEの経済を支える一端としての役割もあるということです。

エージェントを介してミッションを受注した場合、クリア時に報酬がもらえます。
基本的にもらえるのはISKとロイヤリティポイント(LP)で、時折アイテムが現物支給されることもあります。

ミッション報酬とは別に、ミッションをクリアすることで「スタンディング」という、NPCとの関係を表す数値が変化します。
高レベルミッションを受けられるようになるには、低レベルミッションを数多くこなしスタンディングを改善する必要があります。

LPは、ミッション報酬やFW、インカージョンによって得られます。
LPストアで、LP(と他のアイテム少々)をFACアイテムなどに交換できます。これを市場で転売することで、LPの換金が可能です。
ものによりますが、概ね1LP=1000ISKくらいの価値があるとされます。

ただし、LPはコーポレーションごとに個別のものとなっています。ミッション報酬で得たLPは、そのエージェントの所属するコープのLPストア以外では使用できません。FWの場合も同様です。
インカージョンでしか得られないCONCORDLPは少し特殊で、CONCORDのLPストアで使用する他に、任意のコープのLPに変換することもできます。¹⁾
なお、CONCORDのLPストアは他のLPストアと品揃えが大きく異なり、ここでしか得られないアイテムが多数あります。

海賊を倒すことで、CONCORDから直接現金が支払われます。
支払われる額はその敵の強さに応じて変化し、BSクラスの上位であれば1隻で1Mを超えることも多いです。

バウンティはエージェントを介していなくても得られます。
そのため、強いNPCが多く発生し、エージェントのいないNullに於いてはDED攻略と並びPvEでの収入源のひとつになっています。

沈めた船の残骸に残ったアイテムを回収し、転売することで利益を得ることが出来ます。
通常得られるのはいわゆる「メタMOD」で、これらは生産できないことから、一部の高メタレベルのものは高額で取引されています。うまくこれらがドロップすれば儲けものです。

逆に低メタのものは非常に安価で取引されており、また種類も膨大であることで売却するのにも手間がかかります。
これらはある程度貯まったら再処理してミネラルに変え、それから売却することで手間を大幅に減らすことができます。

海軍NPCにはバウンティが掛かっていませんが、代わりに海軍タグをドロップします。
これはLP交換の際に一緒に必要とされることが多く、ものによっては高額て取引されています。

WHに発生するNPC、いわゆるスリーパーは特殊なアイテムをドロップします。
それらはNPCが買い注文を出しており、一定額で換金できます。
低ランクでは大した金額になりませんが、高ランクでは非常に高額になり、サルベージ収入を遥かに上回るようになります。

上記のドロップアイテム回収と並行して行われる作業です。
「サルベージャー」というMODを使用することで、艦船の残骸そのものからアイテムを回収できます。
Noctisという専用艦も用意されていますが、DDにサルベージャーを満載してもある程度効率よくサルベージできます。

サルベージで得られるのはいわゆる「サルベージマテリアル」というもので、リグの原料になります。
リグの人気不人気はかなり差が激しいため、マテリアルの値段もその影響をモロに受けています。
まともな値段になるのは主なRigの原料になるものだけで、それ以外はほとんどタダ同然です。サルベージマテリアルは精錬することができないため、ミネラルにして売るということもできません。

WHのスリーパーの残骸をサルベージすると、T3艦船の原料が得られます。
これも値段格差が大きく、非常に高額な「Melted Nano Ribbon(融解したナノリボン)」とそれ以外の安価なものに大別されます。低ランクWHでの収入は、リボンの出方に左右されると言って差し支えありません。