pvp:kamikaze

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Kamikaze

このゲームでは、Highsecにおける非合法な先制攻撃は禁止されています。しかしそれは、全面的に禁止されているのではなく、「非合法な先制攻撃を行った場合はCONCORDに処罰される」「違法行為をし続けるとハイセクでの活動が制限される」というだけの意味です。直接的にプレイヤーが保護されているわけではありません。
そしてもう一つ、撃沈された船の装備・積荷は一部破壊されますが一部は残骸として残り、元の所有者に限らず誰でも回収できます。
この2つの仕様から、「高額な荷物を積んでる艦船(特に輸送船)を安価な船を使って瞬時に撃沈、仲間の船を使ってその高額な積み荷を回収」という手法が成り立ちます。
この「CONCORDによる制裁を厭わずHighsecで攻撃を仕掛けること」を、一般的に“Kamikaze(神風)“あるいは”Suicide Gank”などと呼びます。

なお、ルーキーシステムにおいて初心者に対しKamikazeすることは禁止されています。

前述のとおりの「高額な貨物の強奪」が、Kamikazeの主な目的とされています。
ゆえに、高額な荷物を運搬することはHighsecであっても危険なことです。

ただしそれだけではなく、単なる嫌がらせとして気まぐれにKamikazeが行われることもあります。
その他では、Goonswarm Federationが企画した“Hulkageddon1)”,“Burn Jita2)”,“Burn Amarr3)“など、イベントとして行われるKamikazeもあります。
CODE.のように、Kamikazeすること自体が目的と化したような集団もいるので油断なりません。

  1. 頭数を揃えます。
  2. 狩場(Jita, Uedama等)に陣取ります。
  3. 目ぼしい標的を見つけます。オートパイロットしているのはカモ候補。カーゴスキャンとEvepraisal等を利用し、積荷総額を確認します。
  4. 標的が決まればシップスキャンで装備を確認。EHPを予測し、撃沈出来るだけのメンバーを向かわせます。
  5. 攻撃役が来るまで4)、標的をバンプ5)して足止めします。
  6. 撃ちます。
  7. 別で用意した回収役に、残骸を回収させます。

大前提として、オートパイロットは絶対にやめましょう。オートパイロット中の船は多大な隙を晒します。
以下の記述は全てオートパイロットを使わないことが前提になっています。

大半のKamikazeは利益目的で行われるので、積み荷の額をその船の防御性能に見合った額に収めればだいたい回避できます。
つまり、積荷総額よりも、Kamikazeに必要な損害の方が大きくなるようであれば、利益目的のKamikazeは成り立たなくなるということです。

とはいえ、利益目的のKamikazeが全てではありません。それらに対処するには、そもそものロックオン・攻撃を受けないようにすることで予防するしかありません。
出港時にはインスタ、ゲート間移動にはMWDトリック、入港時には0mブックマークを使用すれば、まあ万全といえます。
フレイターであればカタパルトが使えると良いです。

積み荷の総額をわかりにくくする、という意味では、カーゴスキャンを阻害する二重クーリエもある程度の効果が期待できます。
なお、軽トラはカーゴスキャン完全無効であることから、逆に積荷の中身に関係なくKamikazeを受ける危険があります。
クロークワープ可能なのでゲート間移動はかなり安全に行なえますが、隙を晒すと一転して危険になります。主要商都のインスタは確実に用意しておきましょう。

採掘艦を対象としたKamikazeも多くありますが、これへの有効な対策は防御性能の高いProcurer, Skiffを使用するくらいしか対策がありません。
それ以外の採掘艦を使用する際は諦めてください。


参考資料

参考:【検証】Concord(警察)が来るまでの時間【Eve online】

CONCORDが来るまでの時間は

(1-システムのSS)^2*100=到着時間(s)

で決まっています。
システムのSSは0.1刻みで表示されていますが、内部ではもっと小さい桁まで存在しており、それを四捨五入して0.1刻みにしています。そのため、同じSS0.5のシステムでもCONCORDが来るまでの時間には差があります。実際のSSはDOTLANなどで確認できます。
なお、CONCORDが来るまでの時間は4秒より短くなることはないようです。

セキュリティステータス 時間
1.0~0.9 約4秒
0.8 4~6秒
0.7 6~12秒
0.6 12~20秒
0.5 20~30秒
ソーラーシステム セキュリティステータス 時間
Uedama
ウエダマ
0.5
(0.505)
24.5秒
Hek
ヘク
0.5
(0.550)
20.3秒

Kamikazeのように攻撃可能時間が限られている場合、その時間内に与えられるダメージ総量は「DPS*攻撃時間」にはなりません6)
そのため、特にSSの高いシステムでのKamikazeには、アーティラリのような単発威力の高い武器が効果を発揮することもあります。逆に、SSの低いところであれば高DPSがそのまま活かせることが多いです。

以下の数値はあくまで参考の概算値です。また、減衰は考慮していません。
特に理由のない限り、装備可能な最大口径のタレットと火力強化を最大限積んでいるものとします。

艦種 装備 ボレーダメージ サイクル時間 各SSごとのダメージ総量 価格 解説
1.0~0.9 0.8 0.7 0.6 0.5
Catalyst Voidブラスター 1,000 2秒 3,000 3,000~4,000 4,000~7,000 7,000~11,000 11,000~16,000 約5M 言わずと知れたKamikazeの代名詞的存在。コスパが非常に良い。
Purifier Rageトルピード 5,600 7.5秒 5,600 5,600 5,600~11,200 11,200~16,800 16,800~28,000 約40M ボレーは大きいが対フレイター専用。Lowが多いためBomberの中で最も火力が出る。
Talos Voidブラスター 5,600 4.2秒 5,600 5,600~11,200 11,200~16,800 16,800~28,000 28,000~44,800 約120M コスパはCatalystに劣るが、頭数が少なく済むので運用は楽。
Tornado アーティラリ 11,000 16秒 11,000 11,000 11,000 11,000~22,000 22,000 約130M Kamikazeの代名詞その2。Jitaなどの高SSシステムで高い火力を発揮する。

こちらも上と同様に参考値。

艦種 非防御時EHP 防御fit時EHP 価格
Procurer 約24,000 約52,000 約30M
Retriever 約9,000 約17,000 約40M
Covetor 約6,500 約10,000 約40M
Skiff 約27,000 約75,000 約200M
Mackinaw 約12,000 約21,000 約240M
Hulk 約9,000 約16,000 約320M
T1IDS 約3,500 約15,000 約5M
軽トラ 約6,300 約27,000 約150M
重トラ 約21,000 約120,000~7) 約250M
Orca 約140,000 約340,000 約750M
フレイター 約150,000 約470,000 約1.3B
Bowhead 約100,000 約440,000 約1.4B
JF 約210,000 約850,000 約7.0B

結論

  • Procurer, Skiff以外の採掘艦は棺桶と言って差し支えないです。というよりこの2つが硬すぎる。
  • IDSはその気になればいくらでもKamikazeできるため、とにかく高い荷物は載せないということを心がけるしかありません。100Mも載せていれば間違いなくKamikazeが飛んできます。
  • 最も硬くしたフレイターも、Catalyst50隻(≒250M)に殴られたら死にます。積荷価格が500Mを超えたら既に危ないと思っていいでしょう。防御なしで1B以上の貨物を積んでいたら、Tornadoに撃たれてもおかしくありません。

1)
ハルカゲドン。Hulkを標的とした無差別Kamikazeキャンペーン。HulkのBPOをGoonsが所有しているためにそれの需要を創出して利益を増やすのが目的だった、と言われるが真相は不明。
2)
Jitaに入ってくるフレイターを、積み荷の額に関係なくKamikazeしようというキャンペーン。
3)
Amarr版のBurn Jita
4)
Kamikaze集団はSSが下がりきっていることが多いため、ゲート前で待機することが出来ない。そのため、攻撃役はステーション内などで待機することが多い。
5)
船に船をぶつけることで進行方向を無理やり変え、ワープできないようにすること。Highsecで合法的に足止めする数少ない手段。
7)
オーバーロード使用で更に上がる
  • pvp/kamikaze.1607998268.txt.gz
  • 最終更新: 2020/12/15 11:11
  • by neplus