Encounter Surveillance System
Encounter Surveillance System(対戦監視システム)、通称「ESS」は、領有可能なNullsecに標準で設置されているストラクチャです。
ラッティングで稼いだISKが第三者に奪われるリスクを負う代わりに、より多くの収入を得るチャンスをもたらす建造物です。かつてはプレイヤーで設置するストラクチャでした。
PvP志向のプレイヤーにとっては、PvP機会を得られる上に収入になる可能性を生む建造物、という見方もできます。
これが展開されているソーラーシステムでは、NPCを撃沈した時に支払われる懸賞金の約40%がESSに蓄積されます。
ESS内部でISKを蓄積する口座は2つ存在します。
ESSに送られるISKの大部分を蓄積するのがMain Bankで、ここに蓄積されるISKは2時間おきに自動で分配されます。分配先は懸賞金を稼いだプレイヤーです。
もう一つはReserved Bankで、蓄積量はMainに比べて少額で、こちらは自動での分配はありません。
ESSに蓄積されているISKは、第三者が総取りすることができます。
ESSから10km以内に接近すれば、だれでもESSにアクセスすることができます。
Main Bankの中身は、「Link」ボタンを押してから6分30秒間、ESSから10km以内に居続ければ、蓄積されている懸賞金を総取りできます。
Reserved Bankの中身を強奪するには、専用のアイテムが必要になります。また、強奪完了までの時間は蓄積されているISK量に比例します。
なお、総取りの際の支払いはISKではなく、ISKへの換金可能なアイテムとしてです。そのため、ハイセクまで持ち出す必要があります。また、総取りしてプレイヤーに渡るのは総額の7割だけです。3割は失われます。(つまり、自分ひとりだけがラッティングして、強奪を避けるために引き出そうとすると損をする)
ESS周囲の環境は以下のようになっています。
- ESSはグローバルビーコンで、CL~BSのみ通過可能なアクセラレーションゲートの奥に設置される。
- ESSを中心に75kmの範囲で以下のルールが適用される
- ワープ不能1)
- MWD/MJD/サイノの起動不可
- フィラメントの使用不可
- 建造物の射出不可
- ESSを中心に150kmの範囲でクローク不可
- ESSへ誰かがアクセスし、「Link」ボタンを押した際に、ソーラーシステム全域に通知が送られる