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コーポレーション間戦争

The Marmite Collectiveの戦争履歴
ハイセクは安全地帯だと思われがちですが、全く他プレイヤーから襲われない、などということはありません。
ハイセクにおいて、プレイヤーが他プレイヤーを蹂躙するための仕組みが、コーポレーション間戦争(コープ間戦争)です。


通常、ハイセクにおいて容疑者・犯罪者でない他プレイヤーを先制攻撃すると、不法行為としてCONCORDによる制裁を受けます。
ハイセクにおいてPvPを制限し、プレイヤーが比較的安全に生活できている要因は、ほとんどこれにあると言えます。

しかし、建造物を保有するプレイヤーコーポレーションあるいはアライアンスに所属している場合、コーポレーション間戦争と言うものを仕掛けられることがあります。
この期間は、戦争相手のコーポレーションまたはアライアンスメンバーとの間での交戦に関して、CONCORD及びセントリーガンが一切介入しなくなります。
つまり、ハイセクであっても自分の身を自分で守らないといけなくなる、ということです。

コーポレーション間戦争を仕掛けることを一般的に「宣戦布告」あるいは「War-Dec1)」と呼びます。

宣戦布告は、布告側及び被布告側双方が建造物2)を保有していれば、一方的に仕掛けることができます。しかし、戦争中は相互の間で自由に先制攻撃が可能になります。つまり、仕掛けた側からだけでなく、仕掛けられた側からの交戦も解禁されるということです。

宣戦布告に両者の合意は必要ありません。仕掛ける側が対象を指定して手数料を払えば、一方的に仕掛けることができます。
宣戦布告にかかる手数料は、仕掛けられる側のメンバー数が多いほど高くなります。宣戦布告費用は仕掛けられた側のコープ/アライアンスの人数によって決まり、基本金額が50,000,000(50M)ISK、51人を超えると増え始め、2,000人で最大の500,000,000(500M)ISKとなります。

戦争期間は1週間で、宣戦布告の24時間後から開始します。宣戦側は、再度手数料を支払うことで更に戦争を1週間継続することが出来ます。
つまり、宣戦側にISKと意志さえあれば半永久的に戦争状態を維持できるというわけです。
戦争を継続しない場合には、戦争終了24時間前3)に戦争終了が予告されます。
また、双方のうちどちらかが全ての建造物を失った場合、その時点から24時間後に戦争が終了します。宣戦布告後から戦闘解禁までに建造物が全て失われた4)場合でも、戦争期間は最短でも24時間継続します。

また、戦争を仕掛けられた側は、その戦争をMutual War(相互布告戦争)に切り替えることができます。この状態だと宣戦側が手数料を支払う必要がなくなり、双方が取り下げない限り戦争状態が継続するようになります。この場合、どちらかが全ての建造物を失ったとしても5)戦争は終了しません。
Mutual Warとして特に有名なものに、Red vs Blueがあります。


EVEにおける戦争の目的は概ね以下のようになります。

  • 特定コープ/アライアンスのハイセクでの活動妨害。
    • 特に建造物の破壊が目的である場合が多い。
    • 戦争屋の多くは宣戦布告の依頼を請け負うことがある。手数料+@で請ける事がほとんどなので、商売敵に対して戦争を仕掛けて輸送等の活動を妨害したりする。
  • 戦争屋のキル稼ぎ。商都主要航路での活動が多いとよく宣戦される。
    • 戦争屋の多くは商都及び主要航路に陣取り、「戦争状態にも関わらずノコノコと出てくるマヌケなプレイヤー」を狩る。
      宣戦布告自体は目についたコープに仕掛けるので基本的に無差別だが、被撃墜が多いコープ等は高い頻度で狙われるようになる。
  • 嫌がらせ。
    • 特に目的はなく私怨で特定コープに戦争を仕掛けるよう戦争屋に依頼するプレイヤーもいる。

ハイセクを活動の中心とし、無差別に宣戦布告を仕掛けるコープ/アライアンスを一般的に「戦争屋」と呼びます。
戦争屋の主な活動目的は上記のとおりで、ハイセク、特に商都と主要航路を活動中心としています。

戦争屋から戦争を仕掛けられたときに単独でそれらに近づくことは、自殺行為と言ってもいいでしょう。

戦争状態で迂闊に戦争相手に撃墜されると、キル(とアイテムドロップ)が稼げるカモと認識され、高頻度で戦争屋から戦争を仕掛けられるようになってしまいます。
戦争での被害を予防する対策としては、以下のような手段が挙げられます。

  • メンバーをNPCコープまたは避難用コープに移籍させる。
    • 戦争対象になっていないコープであればひとまず安全。コープ設備を利用したい場合には、同等の権限などを付与されたプレイヤーコープを避難用コープとして用意しておく。
  • 辺境のHigh、あるいはLowsec/WH等の拠点に移動する。
    • 戦争屋は主要航路等から離れることはまずなく、それを離れてわざわざ追いかけてくることはない。Lowなど元から自由に交戦できるエリアならなおさらである。
    • Altキャラで輸送できる体制を整えていれば、辺境でも活動に支障をきたすことは少ない。
  • 建造物を保有しない。
    • 特に必要性がないのであれば、NPCステーションやフリーポートのストラクチャに借り上げたオフィスを拠点として利用するのが良い。

1)
ウォーデック。War Declaration:宣戦布告の略
2)
ここで言う建造物にはアップウェルストラクチャの他、領有権建造物や税関が含まれる。
3)
つまり最初の通知のほぼ1週間後
4)
被布告側が自主的に建造物を撤去するなど
5)
双方いずれもが全ての建造物を失ったとしても
  • pvp/war.1547641944.txt.gz
  • 最終更新: 2019/01/16 21:32
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