文書の過去の版を表示しています。
Alliance Tournament
アライアンストーナメント(※以下、ATと略す)とは、毎年秋に開催されているCCP公式のPvPトーナメントのこと。
対戦形式は多数対多数のフリート戦で、大手から少数精鋭の強豪まで多くのアライアンスが参加している。
EVEそのもののゲームシステムが随時更新されている関係上、レギュレーションは毎年変わっているものの、ルールの大枠はさほど変わっておらず以下のようになっている。
- 対戦フィールドは特定のビーコンを中心とした半径数百kmの空間。
- 試合中のワープは禁止。また、範囲外に出た艦船は即座に破壊される。
- 参加人数は最大で12人ほど。
- もちろんそれより少ない人数でも問題ない。
- 出場できるのは、特定時点(大会の数ヶ月前)からそのアライアンスに所属していたメンバーのみ。
- それさえ満たしていれば、試合ごとに出場メンバーを変更しても問題ない。
- RvB(RED FederationとBLUE Republic)のように、複数アライアンス合同で参加ということもある。
- 艦級ごとにポイントが設定されている。
- チームの出場艦船のポイント合計が100を超えないようにしなければならない。
- BC/BSといった大型艦船ほどポイントが高く、またT1よりT2/Facの方がポイントが高く設定されている。
- 敵を全滅させた、あるいは試合終了時の残存艦船のポイント合計が高い方のチームが勝ちとなる。
- なお、同一艦船の同時使用数には制限がある。
- Logi艦の使用数に制限がある。
- 1チーム内において、上記の艦あるいはT3CL1隻にのみ、Remote Armor Repairer/Shield Transferを装備することが許される。
- RRドローンは使用しても良い。
- 使用できるMOD等に制限がある。
- 通常、T1/T2MODのみ使用が許可され、Fac/DED/OfficerMODは使用できない。リグはT1のみ使用できる。
- 各チーム1隻のみ、上記のMOD制限が大幅に緩和される「Flagship」を指定することができる。大会中にFlagshipが撃墜されたチームは、以後の試合においてFlagshipを使えなくなる。
-
- 総じて、性能よりもプレイヤーの技量が求められる仕様になっている。
- 試合ごとに、「使用できない船」が変わる。
- 試合直前に、双方のチームが2種ずつ、計4種の艦船を「BAN Ship」に指定する。指定された艦船は、その試合において双方とも使用することが出来ない。
- これに対応できるよう、各チームは多数のフリートコンセプトを用意しておくことが推奨される。
上位に入賞したチームには、賞金(PLEX)の他、限定版の超強力な艦船が配布される。
これらの艦船を普段ゲーム内で見ることは極めて稀だが、ATでそれを使用する光景はむしろよく見られる。毎回ATで上位に入っているような強豪アライアンスがここぞというときに使うことが多い。
なお、ATはテストサーバーではなくTranquilityのJove(GM)エリアで行われているため、キルボードにもきちんと反映されるし、限定版艦船がATで撃沈されてもそれが補償されることはない。
過去のAT
AT XIV(2016/Oct)
Flagship一覧
ルール詳細
前回から引き続きTyphoon Fleet IssueとBarghestが人気。アンチMODが実装されたことに伴い、Missile Guidance Computer自体の性能が前回より更に強化。ピンポイントで対策されない限り前回よりも強いという状態に。
Flagshipは前回と同様7割がたがBhaalgorn。Bhaalgornに限らず、Blood艦は全てポイント面で同クラスより優遇されていたためよく使われた。
T2ロジドローンが禁止されたこと、RR自体が射程短縮で弱体化したこともあり、Megathron系やBrutix系を主力とした火力重視の速攻コンセプトが多く見られた。
成績 | |
---|---|
1位 | The Tuskers Co. |
2位 | Pandemic Legion |
3位 | WE FORM V0LTA |
4位 | Northern Coalition. |
日本人勢では、Vox Populi.の流れをくむSAMURAI SOUL'd OUTが出場。残念ながら、初戦のFREE GATES COALITION、2戦目のRvBに連敗し敗退した。
SAMURAI SOUL'd OUTの成績 | ||
---|---|---|
1回戦 | FREE GATES COALITION | 敗北 |
2回戦(Losers) | Red vs Blue | 敗北 |
AT XIII(2015/Aug)
Flagship一覧
公式データ
ルール詳細
動画集
Missile Guidance Computerの出現でミサイルが大幅にバフされた影響で、Typhoon Fleet Issueが台頭。次いでBarghestやScorpion Navy Issueも多く見られた。
また、この年から実装されたT3DDがアンチスモール兼タックラーとして極めて有効だったことで、多くのチームがこれを投入していた。
一方、1年に渡って徹底的なナーフを受けたIshtarだけでなく、巻き添えを食らってナーフされたドローン艦そのものがほとんど使われなくなった。
レギュレーションの大きな変化としては、
- 同一艦種制限が3隻から2隻に縮小された。
- Bastion Moduleが使用できなくなった。
- RSDにスクリプトを使用できなくなった。
の3点。
決勝戦において八百長が発生し、優勝したWarlords of the Deepと準優勝したCamel Empireが共に失格となる、という事件が起こった。
当初の成績 | 最終的な成績 | ||
---|---|---|---|
1位 | Warlords of the Deep | 1位 | Pandemic Legion |
2位 | Camel Empire | 2位 | Exodus. |
3位 | Pandemic Legion | 3位 | The Tuskers Co. |
4位 | Exodus. | Nulli Secunda |
(参照:公式フォーラム"AT XIII FInal Placings")
日本人勢力として初めてVox Populi.が出場。2勝し、24位に入賞した。
AT XII(2014/Aug)
Flagship一覧
ルール詳細
動画集
Maraudersの性能変更が成されてからの初の大会。恐ろしいことにBastion Moduleが禁止されていなかった。Maraudersだけポイントがやたら高いのはそのため。当然のように各チームが投入し、特にPaladinとGolemが人気だった。
前回に引き続きドローン艦の人気が非常に高く、全盛期真っ只中のIshtarの他、Rattlesnake、Gila、VNI、Vexorなどあらゆるドローン艦が使われ、あるいはBANされた。性能が落ち着いたことと、T1BSで1隻だけポイントが高く設定されたこともあり、Dominixはほとんど使われなくなった。
EWARではMaulusを始めとしたRSD艦が大暴れし、次回から規制されることとなった。
この大会で勝利したCamel Empireは、Fanfest2015で行われたWorlds CollideにTQ代表として出場し、Selenityサーバー代表の“City of Angels”に勝利。TQのアクティブアカウント全てにVictorieux Luxury Yachtが配布された。
成績 | |
---|---|
1位 | Camel Empire |
2位 | Nulli Secunda |
3位 | Pandemic Legion |
4位 | The Tuskers Co. |
AT XI(2013/Jul)
Flagship一覧
ルール詳細・(EVE-J様による和訳版)
動画集
セントリー艦化当初の最強Dominix1)が君臨。大会初日はそうでもなかったが、あからさまに強かったため2週目以降は高確率でBANされ、されなければ間違いなく3隻投入されるという有様だった。そうでなくてもドローン艦が強く、VNIなどでチームの8割が占められるという光景もザラにあった。
この大会からダブルエリミネーション方式が採用された。
成績 | |
---|---|
1位 | Pandemic Legion |
2位 | HYDRA RELOADED |
3位 | Exodus. |
4位 | The R0NIN |
それ以前
おまけ
ATにまつわるトリビア等
最初期のAT
ATを振り返る(EN24) 1, 2, 3