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Stacking Penalty

スタッキングペナルティとは、Fitに関して設けられた一種の制限です。
主に性能向上系のMODに対して働くもので、「一つの性能数値に対して複数のMODが作用する場合、MOD1つあたりの効果が減少する」というものです。
代表的なところではダメージに対するレジスタンス、ダメージに対する補正値、船の基礎速度など多くのステータスに対して発生します。
また、キャパシタの充電時間など、スタッキングペナルティが発生しないステータスも存在します。

よく誤解されますが、スタッキングペナルティが発生するのは「同系統のMOD」ではありません。
わかりやすく言うのであれば、全属性パッシブハードナーであるEnergized Adaptive Nano Membrane(電磁加工ナノ対応装甲)とアクティブハードナーであるArmor Explosive Hardener(アーマーエクスプローシブハードナー)を装備していた場合でもスタッキングペナルティは発生します。
この場合、EM/Kin/Thermの3つのアーマーレジストに関してはEnergized Adaptive Nano Membraneの効果をそのまま受け、Expレジストの値のみ、2つのMODの効果の単純な合計よりも効果が弱くなります。

具体的な数式が公開されておらず、またFitのバランスは個々人の感覚に基づくものなので断言はできませんが、1つのステータスに対して作用させるMODは2つ、あるいは3つ程度が限度で、それ以上その性能にMODを割り振るのであれば、そのうちいくつかを他の性能向上MODに回したほうが、総合的な性能がより向上し効果的だと言われています。
ただ、それを承知で同じMODを4つも5つも装備することもあります。攻撃力底上げ系などの乗算増加MODならば、スタッキングペナルティを受けてもそれなりの数値増加が見込めます。

逆に、レジストなどを乗算減少させるMODはスタッキングペナルティの影響を大きく受けます。
レジストは全て乗算で計算されるため、MODが増えるほど、見かけの数値の増加量は減っていきます。それはスタッキングペナルティがない場合でもそうなります。
スタッキングペナルティがあるためにその傾向に拍車がかかっている、というわけです。

ただ、レジストに関して言うのならば「Damage Control(ダメージ制御)」系MODと「船のスキルボーナスによるレジスト増加」はスタッキングペナルティの対象にならないという特性があります。
そのため、Energized Adaptive Nano Membraneを複数搭載している場合、その1つをDamage Controlに替えたほうがレジストが高くなる、ということも起こりえます。

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  • 最終更新: 2014/02/18 08:00
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