APIキーについて
EVEOnlineには、API1)を利用してキャラクターのデータ等を呼び出し、外部で利用できるようになっています。
例えば、
- Fitシミュレータにキャラクターのスキル状況を読み込ませて、性能に反映させる。
- アカウントの課金情報を呼び出して、いつまでに再度の課金orPLEXが必要になるかを通知させる。
などができるため、多くの補助ツールがプレイヤー側で開発されています。
また、多くのアライアンス・コーポレーションではスパイ対策のために
- アカウント情報を監視し、別会社に所属しているキャラクターを持っていないかを確認する。
- ウォレット情報を監視し、敵対勢力から送金を受けていたりしないかを確認する。
といった使い方をしていたりします。(まあ、それで完全にスパイを防げたりするわけではないんですけど。)
APIキーとは、APIを利用するための「ID」と「パスワード」のことです。
これはアカウントのIDなどとは完全に別です。APIキーを公開したり誰かに提出したからといって、アカウントが乗っ取られたりすることはありません。
また、EVEにおいてのAPIは「EVEから情報を呼び出す」だけなので、EVE内部に影響をおよぼすことはありません。
誤解されがちですが、「APIキーを利用するツールで、EVE内部への操作(例えばスキルキューの更新など)は出来ません。」
APIキーの発行
- 公式サイトのAPIキー管理ページにアクセスする。(※要ログイン)
- 「CREATE NEW API KEY」をクリックする。
- APIキーの設定をする。
- 「SUBMIT」をクリックし、設定を終了。キーが発行される。
なお、設定できる項目は以下のとおりです。
- Name:
APIキーの名前。何に使うのかわかりやすいものにしましょう。 - Character:
APIを適用するキャラクターの指定。アカウント内にあるキャラクター全部か、個別かを指定できます。 - Type:
所属コーポレーション内でディレクター以上の権限を持っている場合、コーポレーションのAPIキーを発行できます。 - Verification Code:
APIキーのパスワードのようなもの。自分で自由に設定できますが、自動的に生成されたものを使うのが望ましいです。 - Expires:
APIの使用期限。指定した期限を過ぎるとそのAPIキーは機能しなくなります。「No Expiry」にチェックを入れて、期限切れしないようにするのが一般的です。 - 呼び出し内容設定:
黄色で光っている内容だけを、そのAPIキーで呼び出すことが出来ます。それぞれの内容について説明すると長くなるので割愛。概ね書いてある内容そのままです。
「Access Mask」は、呼び出す内容の組み合わせによって変わります。手動で変更することは出来ません。
また、APIキーのID「Key ID」は、Submitした後で自動的に設定されます。
※APIキーを利用するサイト・ツールの多くには、APIキー発行ページヘのリンクが設置されています。
これを経由してアクセスした場合、発行手順の2.と3.が省略され、そのサイト・ツールで必要なAPIキーの設定が完了した状態でページが開かれます。
そういった場合は、設定を変えずそのままSubmitしてAPIキーを発行しましょう。
ただし、「No Expiry」にする必要があればチェックを忘れないように。
APIキーの使い方
APIキーを外部で利用する場合、必要になるのは「Key ID」と「Verification Code2)」です。管理ページからコピペするのが楽です。
ただし、Access Maskが指定されたものと異なる(=APIキーの呼び出し設定が間違っている)場合、使用を拒否される場合があります。特に防諜用でAPIキーを提出する場合に多いです。気をつけましょう。
一般的なプログラミング用語で、異なるプログラム間でデータをやり取りする仕組みのこと。