Imperial Navy Slicer
帝国海軍仕様スライサー。カイト艦として名高いAmarrの海軍仕様フリゲート。
スピードと火力に優れた船で、高速で20km台をカイトしつつ、高火力のEMダメージを遠距離から叩き込み敵を瞬殺するといった戦い方を得意とする。
ロースロットを5つ持っており、速度UP系モジュールとDPS UPモジュールを満載する事で、最高速度約4000m/s前後、DPS150オーバー(オーバーロード時は180以上)のカイト艦に仕上げる事が出来る。
一般的な攻撃型T1FGのスピードレンジが3000m/s台前後(MWD装備時)しか出せない事や、大抵のカイトFGのDPSが平均100前後となる点を考慮すると、この性能は頭一つ抜きん出たものであると言える。
また、FGでエネルギータレットの射程にボーナスを持つ船は他になく、この船のみ例外的にPulse Laserを用いて長距離攻撃する事が出来るようになっている。
そのため、万が一アンチカイト艦にScramblerでポイントされインファイトに持ち込まれたとしても、短射程弾薬に切り替えて対抗出来るという他のカイト艦にはない強みを持っている。
ただし、Amarr艦の宿命としてキャパシタが枯渇しがちであるという弱点がある上に、Condorと同じくほとんどの場合でカイト艦として扱われているので他のFac艦と比べて対策されやすく、アンチカイト仕様のBreacher等、T1FG相手にも負ける場合がある。
一方で、スロット構成がPunisherと酷似している事から、高タンク艦として仕上げる事も出来るようにもなっており、カイト艦と読み間違えた相手がMWDを装備した状態で突っ込んでこようものなら、アンチ=アンチカイト艦として、敵を返り討ちにする事も出来る。
また、前述した射程ボーナスの恩恵で、距離が開いても高いダメージが相手に刺さるという点もPunisherにはない強みである。
癖が強い船である事は確かだが、海軍仕様らしい強さを持った船でもあると言えるだろう。
スキルボーナス | Amarr Frigate : ・ Small Energy Turret の最適射程距離 +10%/Lv ・ Small Energy Turret のダメージ +25%/Lv |
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Fit例
遠距離カイトFit
[Imperial Navy Slicer, Kite slicer] Small Ancillary Armor Repairer, Nanite Repair Paste Nanofiber Internal Structure II Nanofiber Internal Structure II Heat Sink II Extruded Compact Heat Sink 5MN Quad LiF Restrained Microwarpdrive Warp Disruptor II Small Focused Pulse Laser II, Scorch S Small Focused Pulse Laser II, Scorch S [Empty High slot] Small Energy Locus Coordinator II Small Energy Locus Coordinator II Small Energy Locus Coordinator I
火力・射程・機動力を併せ持ったSolo PvP用Fit。防御は紙だが当たらなければどうということはない。
リグで射程を更に伸ばしており、T2 Disruptorの範囲全域に火力が届く。
また、Pulse Laserを使用している事から、仮に足を止められインファイトに持ち込まれたとしてもダメージを通せるという利点がある。
近距離Fit
[Imperial Navy Slicer, Infight] Damage Control II Small Ancillary Armor Repairer Multispectrum Coating II 200mm Steel Plates II Heat Sink II Warp Scrambler II 1MN Afterburner II Small Focused Pulse Laser II Small Focused Pulse Laser II Small Auxiliary Nano Pump II Small Auxiliary Nano Pump II Small Explosive Armor Reinforcer I
カイト艦のイメージが定着しているSlicerの予想を裏切る近距離戦型のFit。
特に、アンチカイト艦との戦闘の場合、相手の方からMWDをONにしてこちらに接近してくる為、一度スクラムレンジに捉えれば、高確率で返り討ちに出来る。
純近距離艦相手の戦闘の場合だと速度面については不利だが、攻撃範囲がかなり広い為に攻撃を当てやすく、相手が逃げきる前に倒せる場面も多々ある。