Flag PK
フラグPK。FPKと略す。
基本的には、ハイセクにおいてミッション艦を相手に行うPvPとなる。PvPとは言うものの、殆どの場合は一方的な狩り。
手口はいくつかあるものの、共通しているのは「自分がSuspect(容疑者=黄)フラグを立て、相手に攻撃させることでLimited Engagement(限定交戦=青)フラグを立てさせる」あるいは「相手にSuspectフラグを立てさせる」という点。
フラグを利用してCONCORDの介入を避けるから、「フラグ」PKと呼ぶというわけ。
なお、ルーキーシステムでこれを仕掛けるとBANの対象になる。
手口の例
Jet缶を使う
アステロイドベルトでJet掘りをしている船などに近づき、窃盗する。これにより自分にSuspectフラグが立つ。
その後、返すという名目でこちらがそれをJet。相手がそれを拾えば、相手にSuspectフラグが立ち、攻撃可能になる。そして殺す。
比較的いろんな場面に利用できる。例えばジタなどの人が多いところにJetすれば、誰かが拾う可能性は上がる。
欠点としては、引っ掛ける側がセーフティを解除していなければならないこと。初心者は引っかかりやすいが、セーフティの解除の仕方を知らない、あるいは「セーフティは絶対解除しない」という訓練されたケアベアなどは引っかからない。
もう一つの欠点は、先にこちらが窃盗する場合は自分にもSuspectフラグが立つということ。何かの拍子でこちらが狩られる側になりかねない。
サルベージ泥棒
プローブを使い、ミッションの現場を特定する。そしてその場にフリゲートなどで乗り込み、サルベージしたり残骸からルートしたりする。
他人の作った残骸をサルベージしてもフラグは立たないが、ルートした場合はSuspectフラグが立つ。ミッションをやっている側が調子に乗ってこちらを発砲してくればLimited Engagementフラグが立ち、反撃してもCONCORDが介入してこなくなる。
限定交戦フラグが有効なうちにPvP用艦にリシップし、再度同じ所へ乗り込み、そして殺す。
上記のJet缶利用とは違い、狩られる側がセーフティを外している必要はない。そのため引っ掛けることはより簡単。
「BSならFGくらい簡単に殺せるだろ」などと考えるような、PvP慣れしてないケアベアほどよく引っかかる。
モバイルトラクター撃ち
Rubiconアップデートで追加された「モバイルトラクターユニット」を利用する手法。
まずはサルベージ泥棒と同様、プローブでミッションランナーを探す。このとき、近くにトラクターユニットがあるものを選ぶ。そしてPvP艦に乗り換え、ミッション位置へ向かう。
たいていの場合、このユニットは攻略の最中に船の近くに置かれている。このユニットはカプセラとは違い、撃ってもCriminal(犯罪者=赤)フラグではなくSuspectフラグが立つ。
ただSuspectフラグが立つだけなら上記の2つの手口と変わらないのだが、モバイルトラクターを含めたモバイルストラクチャーを撃った場合、「それを設置したプレイヤーが展開しているドローンの反撃対象になる」という性質がある。
そのため、ドローン制御をパッシブではなくアグレッシブにしていた場合、NPCと同じようにこちらを攻撃してくる可能性がある。もしこちらを攻撃してくればもちろん限定交戦フラグが立つので、それから殺す。
サルベージ泥棒とは違い、獲物がセーフティ解除どころか発砲操作をしなくてもフラグが立ちうる。なので、手口を知らなければ、あるいは警戒していなければ非常に簡単に引っかかる。
特にセントリードローンを使っているプレイヤーが引っ掛けやすい。セントリードローンとアグレッシブ制御の自動反撃によるミッションランニングは、操作をほとんど必要としない楽な攻略法として以前から広く普及している。そういう方法を使っているプレイヤーならまず確実に引っかかる。
また、相手に撃たせてからリシップ、と言う手順を踏まないため、引っ掛けてから取り逃がす心配もほとんどない。
Rubicon1.1アップデートで「アグレッシブ制御でも限定交戦フラグが有効になる場合は反撃しない」というように仕様が変更。だれでも手軽に引っ掛けられる、という手段ではなくなりました。
ただしトラクターユニットを撃ったらSuspectが立つのは変わっていないので、Jet缶の手口同様、PvP慣れしていないケアベアなら引っ掛かることがあります。