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EVE Onlineとは
アイスランドのCCP社が2003年3月からサービスを開始しているSF-MMORPG。
NewEDENという、既存の宇宙とは違う別の宇宙を舞台にしています。プレイヤーはそこで、一人で宇宙船を扱える特別適性者「カプセラ(capsuleer)」として生活していきます。
EVE Onlineの運営・開発にNexonは一切関わっていません。日本での課金窓口を担当しているだけです。日本語ローカライゼーション等にも一切関わりがありません。
This is EVE
※公式トレイラー動画。映像こそ実際の戦闘等を(見栄え良く)再現したものでしかないですが、音声は本当のプレイヤーがプレイ中に発したもの1)であり、雰囲気は非常によく伝わると思います。
EVE Onlineの特徴
プレイヤーがコンテンツを開拓していく、サンドボックス型MMO
運営側は新たな船やアイテムの提供、船の性能の調整などを行う程度で、イベント等にさほど積極的に介入してきません。
楽しみは運営から与えられるものではなく、プレイヤー自身で切り開いていくものです。
EVEの外部でも話題になるような事件、例えばAsakai会戦やB-R5RBの戦いなどは、いずれもプレイヤーが原因を作り、プレイヤーが盛り上げたイベントでした。
NPCがほとんど介入しない経済・流通
一部の限定品などを除きほとんどすべての船は、プレイヤーが材料を集めプレイヤーが制作したものです。
生産者、消費者、いずれもこのゲームでは必要な存在とされています。
また、市場でアイテムを売っているのも、一部の種別を除いて全てプレイヤーです。
NPCの介入が少ないということは、プレイスタイルも幅広いということにつながってきます。
少なくとも、ただ戦闘するだけのゲームではありません。
プレイ密度に依存しない成長システム
他のゲームでいうところの「経験値」というものは、このゲームには存在しません。
他での「レベル」「能力」に当たるものとして「スキル」があります。
「スキル」はリアルな時間の経過でしか獲得できません。
ログインしている・いないに関係なく成長するため、廃人プレイの必要はありません。
スキルの数はとても多く、また、スキルにはそれぞれ5段階までのレベルしかありません。
そのため、「あるひとつの役割に特化したスキル構成のキャラ」に成長させるまでにはそう長い時間はかかりません。あとから始めたプレイヤーでも、プレイ歴が長いプレイヤーより活躍するというのは十分にありえます。
単一サーバーに全プレイヤーが接続
他のMMOとは異なり、実プレイサーバーはひとつしかありません。(他にはテスト用サーバーが数個と、中国用の隔離サーバーが1つ存在)
同時接続数は最低でも常時2万人程度、ピーク時間帯の接続数は概ね大体5~6万人程度になっています。
この辺りの「サーバー内で起こったこと=ゲーム内で起こったこと」である仕様も、上記のように外部で話題になりやすい原因でもあると思います。
もちろんそれだけのデータを処理するサーバー性能は相当に高く、スパコンとしての性能が世界トップクラスだったこともあるとか。
月額課金制
EVEOnlineは月額課金制のゲームです。トライアル期間を除き、基本的には毎月課金していく必要があります。
ですが、この「毎月のゲームプレイ権利(PLEX)」をアイテムとしてCCPから現金で購入することもでき、それをゲーム内で使うことで1ヶ月分課金したことと同じ扱いになります。
PLEXはゲーム内アイテムなので、自分で使う以外だけでなくゲーム内のマーケットで売買することが出来ます。
そのため、ゲーム内通貨を集めてPLEXを買えば、課金することなくプレイを続行することが出来ます。また、PLEXを売ることで簡単にゲーム内通貨を得ることが出来ます。
関連動画集
Asakai会戦
おそらくこれでEVEを知ったという人も多いはず。ニコニコ動画に転載もされた。解説コメントが付いているのでニコ動の方が状況がわかりやすいかも。
B-R5RB
公式トレイラー。
EVE Online史上最大の戦闘「B-R5RBの戦い」の顛末を公式が動画化したもの。
B-R5RBの戦いの公式解説は開発者ブログにて。
なお、AsakaiやB-R5RBのような超大規模戦闘は、ゲームシステムの変更によりもうほとんど発生し得なくなってしまいました。
とはいえ、大規模戦闘だけがEVEではないです。
Prophecy
公式トレイラー。
いずれこのような感じで発展できたらいいなあ、といった感じ。