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Combat Booster

ブースター使用時のタイマー表示
コンバットブースターは、艦船の特定の性能を一時的に強化するアイテムです。
一般的には単に「ブースター」と呼ばれますが、強力なものには他の性能へのペナルティ(副作用)が一定確率で発生すること、以前はハイセクでの所持・輸送が制限されていた1)ことから「麻薬」とも呼ばれます。

Combat Boosterのメリット・デメリット

総合的に見て、「艦船を撃沈される可能性が高いPvP環境、特に1隻あたりの性能が重要になるソロ~Smallgangにおいて、スロット数の多い海軍艦船や高性能な高額MODを導入するのに近い効果を安価に得るアイテム」と表すことができるでしょう。効果が一時的にしか得られないという点も、撃沈されて短時間しか戦えない可能性を考えれば無視していい点です。
逆に、高額艦船・高額MODをPvPで使用している場合でも、Fitに適合しているブースターがあるなら使うべきです。


Combat Boosterの概要

Boosterの基本的な性能は以下の通り。

名称 スロット 主効果 主効果のボーナス量
Synth Standard Improved Strong
Blue Pill 1 シールドブースト量増加 +6% +20% +25% +30%
Crash 3 ミサイル爆発半径縮小 -6% -20% -25% -30%
Drop 2 タレット追跡速度増加 +6% +25% +31.5% +37.5%
Exile 1 アーマーリペア量増加 +6% +20% +25% +30%
Frentix 2 タレット最適射程距離延長 +6% +10% +15% +20%
Mindflood 1 キャパシタ容量増加 +6% +10% +15% +20%
Sooth Sayer 2 タレット精度低下範囲延長 +6% +10% +15% +20%
X-Instinct 1 シグネチャ半径縮小 -4.5% -7.5% -11.3% -15%

副作用については詳細解説にて。
各副作用の強度・発生確率は一定で、以下の通り。

グレード ペナルティ強度 発生確率
Synth なし
Standard 20% 20%
Improved 25% 30%
Strong 30% 40%

副作用は各ブースターに4種類あるため、上記の数字は単純な「ブースター使用時の副作用が発生する確率」ではありません。
例えばStandardの場合、スキル等による修正がなければ59%2)の確率で何かしらの副作用が発生します。

以下のブースターには副作用がありません。

名称 スロット 効果 効果のボーナス量
Quafe Zero 1 スキャン解像度&最高速度増加 各+5%
Antipharmakon Aeolis 1 キャパシタ容量増加 +8%
Antipharmakon Iokira 2 タレット追跡速度増加 +8%
Antipharmakon Kosybo 1 アーマーリペア量増加 +8%
Antipharmakon Thureo 1 シールドブースト量増加 +8%
Antipharmakon Toxot 3 ミサイル飛行時間延長 +8%
Strong Veilguard Booster 14 クローク安定時間延長 +200%
名称 スロット 効果 効果のボーナス量
Dose I Dose II Dose III Dose IV
Agency 'Hardshell' TB 11 アーマーリペア/シールドブースト量増加 +3% +5% +7% +9%
Agency 'Overclocker' SB 11 最高速度増加 +3% +5% +7% +9%
Agency 'Pyrolancea' DB 11 タレット/ミサイルのダメージ増加 +3% +5% +7% +9%

関連スキル・インプラント

スキル
Biology
(生物学)
ブースターの効果時間を伸ばすスキル。
ブースターの効果時間は標準で30分だが、このスキルを5まで伸ばすと倍の60分になる。
また、後述するCerebral Acceleratorにも効果がある。
Neurotoxin Control
(神経毒制御)
副作用の強度を下げるスキル。
無いよりはマシ程度の効果だが、どちらかと言うとNeurotoxin Recoveryの前提であることのほうが重要。
なお、このスキル本はNPC売りがなくサイトでのドロップでしか入手できないためかなり高価。
Neurotoxin Recovery
(神経毒回復)
副作用の発生確率そのものを下げるスキル。
Lv5で-25%なのでStandardの副作用発生率は15%となり、この時の「いずれかの副作用が発生する確率」は48%となる。
こちらもNPC売りがなく、それなりに高価。
インプラント
Eifyr and Co. ’Alchemist’ Biology BY-8xx 効果自体は上記のスキルとほぼ同一。
ただ、他のインプラントを使うほうが効果的な場合がほとんど。
Eifyr and Co. ’Alchemist’ Neurotoxin Control NC-90X
Eifyr and Co. ’Alchemist’ Neurotoxin Recovery NR-100x
Edge系インプラントセット 効果そのものはNeurotoxin Control系と同じ副作用強度軽減。
しかしこれをわざわざ使うくらいなら、AsklepianやCrystalなど他のFacインプラントセットを使うほうがよほどマシ。

詳細解説

Blue Pill


スロット 1
主効果 シールドブースト量増加
副作用 シールドHP低下
タレット最適射程距離短縮
ミサイル爆発速度低下
キャパシタ容量低下

Blue Pill(ブルーピル)はシールドブースト量、つまりアクティブ回復力を増やします。
アクティブシールドタンク艦でPvPをするのであれば、Crystalインプラントセットと並んでぜひとも使いたいアイテムです。

特に、最適射程が短く精度低下が長いオートキャノンを主兵装とし、キャパシタ依存が少ないMinmatar砲艦、中でもシールドブーストボーナスを持つVagabondSleipnirVargur等との相性は抜群です。

Crash


スロット 3
主効果 ミサイル爆発半径縮小
副作用 シールドブースト量減少
アーマーHP減少
ミサイル飛行速度低下
最高速度低下

Crash(クラッシュ)はミサイルの爆発半径を縮小します。
簡単に言うと、ミサイルが敵に与えるダメージを増やす効果を持ちます。

どの副作用も重いので使い所に悩みますが、あえて挙げるなら、クルーズミサイル装備のRavenなど過大な射程を持つミサイル艦をバッファで運用するような艦隊戦で十全な効果を発揮するでしょう。

Drop


スロット 2
主効果 タレット追跡速度増加
副作用 アーマーリペア量減少
シールドHP減少
タレット精度低下範囲短縮
最高速度低下

Drop(ドロップ)はタレットの追跡速度を向上させる効果を持ちます。
全体的にCrashに似た効果となっており、こちらはタレットのダメージ効率を上げます。

Amarrのレーザータレット艦、あるいはGallenteのレールガン艦をアーマーバッファで組んだときに有効になるでしょう。
最高速度ペナルティを引かないように祈ることも大事になります。

Exile


スロット 1
主効果 アーマーリペア量増加
副作用 アーマーHP減少
タレット追跡速度低下
ミサイル爆発半径拡大
キャパシタ容量減少

Exile(エグザイル)はアーマーリペア量を増やすブースターです。
Blue Pillのアーマー版ともいうべきもので、こちらもAsklepianインプラントセットと組み合わせて使いたい重要なブースターです。

元から高い追跡速度を持ち、またWeb&Scramでガッチリ捕まえて殴り合うタイプのブラスター艦、例えばDeimosBrutixなどとは特に相性が良いです。

Frentix


スロット 2
主効果 タレット最適射程距離延長
副作用 シールドブースト量減少
アーマーHP減少
タレット追跡速度低下
最高速度低下

Frentix(フレンティクス)はタレットの最適射程距離を伸ばす効果を持ちます。

総合的に見てCaldariのレールガン艦と相性が良く、長い射程をさらに伸ばして一方的に狙撃する運用に向きます。

Mindflood


スロット 1
主効果 キャパシタ容量増加
副作用 シールドブースト量減少
アーマーリペア量減少
タレット最適射程距離短縮
ミサイル爆発半径拡大

Mindflood(マインドフラッド)はキャパシタ容量を増やし、最大キャパシタ回復力を上げる効果を持ちます。

特に有効なのが、セルフリペアを持たず自ら攻撃することもなく、それでいてキャパシタ消費は多い複数隻運用時のLogi艦で、どの副作用が発生しようが全く影響を受けません。
これを使用することを前提としておくことで、通常よりもFitがやりやすくなります。

Sooth Sayer


スロット 2
主効果 タレット精度低下範囲延長
副作用 アーマーリペア量減少
シールドHP減少
タレット最適射程距離短縮
最高速度低下

Sooth Sayer(スースセイヤー)はタレットの精度低下範囲を延長する効果を持ちます。

副作用を考慮すると、アーマーバッファ、あるいはアクティブシールドの、ブラスターもしくはプロジェクタイルタレット艦での使用に向くと言えます。
同じスロット2の他ブースターと同様、最高速度ペナルティが発生する可能性があるというのが難点。

X-Instinct


スロット 1
主効果 シグネチャ半径縮小
副作用 アーマーHP減少
シールドHP減少
タレット精度低下範囲短縮
ミサイル飛行速度低下

X-Instinct(X-インスティンクト)はシグネチャ半径を縮小させるブースターです。

シグネチャ半径が縮小することには複数の効果がありますが、特に重要なのが敵からの攻撃を回避する確率が上がるという点です。
適切な回避運動をしていればタレットによる攻撃をかなり回避しやすくなり、ミサイル攻撃であっても大幅に被ダメージを軽減できます。
Scythe Fleet Issueのような元からシグネチャ半径が小さい船を使ったり、Skirmish Command Burst - Evasive Maneuversによる支援を受けたりすると更に効果的で、同格の火器相手でもそれらによる攻撃の大半を回避できたりします。

Quafe Zero


スロット 1
効果 スキャン解像度増加
最高速度増加

Quafe Zero(クァフェゼロ)はブースターの一種で、ロックオン速度と船の最高速度を少しずつ上げる効果を持ちます。
ボーナスこそ低めですがどちらもほとんどの船に対して有用な効果で、しかも副作用がありません。
また、通常のブースターとは異なり元々の効果時間が60分と長いのも特徴です。

便利ではありますが、CCPからの配布でしか手に入らない物なので総量が限られており、効果の割には高い値段だというのが欠点。

Antipharmakon系

Antipharmakon AeolisAntipharmakon IokiraAntipharmakon KosyboAntipharmakon ThureoAntipharmakon Toxot

名称 スロット 効果
Antipharmakon Aeolis(アンチファーマコン・アイオリス) 1 キャパシタ容量増加
Antipharmakon Iokira(アンチファーマコン・イオキラ) 2 タレット追跡速度増加
Antipharmakon Kosybo(アンチファーマコン・コサイボ) 1 アーマーリペア量増加
Antipharmakon Thureo(アンチファーマコン・スリオ) 1 シールドブースト量増加
Antipharmakon Toxot(アンチファーマコン・トクソート) 3 ミサイル飛行時間延長

Antipharmakon(アンチファーマコン)と名のつくブースターは、いずれも副作用がなく、通常のブースターのSynthグレードのものよりも強い効果を持っています。
Toxotを除けば通常版のブースターと同系統の効果を発揮するものばかりなので、副作用が気になって通常版のブースターを使いにくい船でも気軽に使えるというのがポイントです。

なお、これらはProject Discoveryによって得られるAnalysis Kredit(AK)を用いて、SoEのLPストアで交換することで手に入ります。

Agency Booster

Agency 'Hardshell' TBAgency 'Overclocker' SBAgency 'Pyrolancea' DB
Agency Boosterはその名の通りAgencyイベントをクリアすることで手に入るブースターです。
Antipharmakon系と同様に副作用のないブースターですが、何より最大の特徴は使用スロットが11と独自のものになっていることで、既存のブースター(特にBlue PillやExile)と併用ができます。
効果もリペア量増加をはじめとして全て有用なものばかりで、可能であれば使うようにしたいです。

名称 スロット 効果
Agency 'Hardshell' TB(エージェンシー'ハードシェル'TB) 11 アーマーリペア/シールドブースト量増加
Agency 'Overclocker' SB(エージェンシー'オーバークロッカー'SB) 11 最高速度増加
Agency 'Pyrolancea' DB(エージェンシー'パイロランサー'DB) 11 タレット/ミサイルのダメージ増加

Nanoheuristic Clone Mapper

Nanoheuristic Clone Mapper
Nanoheuristic Clone Mapperは、Tactical Capsuleer Recloner(TCR)を利用するために必要なブースターです。有効期限は6時間です。
TCRを利用することで、カプセル被破壊時のクローン再起動場所を、一時的にホームシステムからTCR装備艦の位置に変更できます。
条件として、フリート内にTCRを起動しているSupercarrierが存在していて、なおかつ同じシステムにいる必要があり、事前にこのブースターを服用した状態で、フリートウィンドウからTCR起動艦を選択して再起動場所に指定しておく必要があります。

名称 スロット 効果
Nanoheuristic Clone Mapper(ナノヒューリスティッククローンマッパー) 65 Tactical Capsuleer Recloner有効化

Veilguard Booster

Strong Veilguard Booster
Veilguard Boosterは、クローク安定化時間を延ばすブースターです。
通常では、クロークを展開している状態で、移動式観測所のクローク解除信号を受けた場合、クローク開始からの経過時間がクローク安定化時間(通常15分)を超えていたならば、クロークを外部から解除されてしまう可能性が出てきます。逆に言えば、クローク安定化時間内であれば、他の物体が2000m以内に侵入してくる以外の外部要因でクロークを解除されることはありません。
このブースターを使用することでそのクローク安定化時間を延長できるので、クロークを剥がされる危険が減ります。

とはいえ、自分で操作している状況であれば移動式観測所によってクロークを剥がされてもすぐに再起動すればいいだけなので、わざわざこのブースターを使用する必要性は低いです。

名称 スロット 効果
Strong Veilguard Booster(ストロングヴェイルガードブースター) 14 クローク安定化時間延長

Cerebral Accelerator


Cerebral Accelerator(大脳アクセラレーター)もブースターの一種ですが、キャラクターの属性を強化します。そのため、どちらかと言えばインプラントに近いアイテムだと言えます。
また、Cerebral Acceleratorは通常のブースターやインプラントとは異なり、クローンジャンプ等で新しい体に移った際にその新しい体についてくるという特徴があります。

Cerebral Acceleratorは大きく2種類に分けられます。

前者はイベント報酬として手に入れることができ、マーケットでの取引も可能です。ただし、使用できる期間が限られており、イベント期間終了からしばらくすると期限切れとして無効化されます。
これらはスロット10を使用するため、通常のブースターとは競合しません。
名称はイベントによって変わりますが、概ね以下の3種類が存在します。

名前 効果 効果時間
Basic ~ Cerebral Accelerator
基本型〇〇大脳アクセラレーター
全属性 +6 24時間
Standard ~ Cerebral Accelerator
標準型〇〇大脳アクセラレーター
全属性 +10 24時間
Advanced ~ Cerebral Accelerator
高性能〇〇大脳アクセラレーター
全属性 +12 24時間
Extended ~ Cerebral Accelerator
拡張型〇〇大脳アクセラレーター
全属性 +10 72時間

Standard版はスキルポイント換算で21600ポイント分に相当します。Extended版で64800ポイントです。
ただし、これらはいずれもBiologyスキルによって効果時間を伸ばすことができるので、1アイテムあたりのスキルポイント量は最大で2倍まで伸ばすことができます。
スキルインジェクターとは違い保有スキルポイント量によって効果が減衰することがないので、初心者から上級者まで幅広く活用できます。

これの派生版として“Master-at-Arms Cerebral Accelerator”というものが存在します。これは全属性+10で効果時間が24時間のアクセラレーターですが、標準型アクセラレーターとは異なり使用期限がありません。
これはフレンドプログラム報酬として配布されるもので、マーケットでも売買できますが、いつでも使用できるという特性を持つことから通常のものに比べて非常に高値で取引されます。

後者は新規アカウントキャンペーンなどで配布されるもので、以下のものが該当します。
なお、これらはスロット4を使用するためこちらも通常のブースターとは競合しません。

名前 効果 年齢制限
Standard Cerebral Accelerator
標準型大脳アクセラレーター
全属性 +3
タレットのダメージ +20%
ミサイルランチャーの発射間隔 -20%
35日
Prototype Cerebral Accelerator
プロトタイプ大脳アクセラレーター
全属性 +9 14日
Advanced Cerebral Accelerator
高性能大脳アクセラレーター
全属性 +17 7日

なお、新規キャラクターのスキル成長加速という役割はSkill Injectorに取って代わられていて、この3種はマーケットでの取引ができず契約での取引しかできないために、これらが使われることはもうほとんどありません。

1)
2016年6月のアップデートからハイセクでの制限が解除された。
2)
1-0.8^4=0.5904