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exploration:worm-hole [2014/02/10 10:07] – bartlett | exploration:worm-hole [2017/02/05 12:05] – bartlett | ||
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行 1: | 行 1: | ||
====== Worm Hole ====== | ====== Worm Hole ====== | ||
ワームホール(WH)とは、**突発的に発生する「スターゲート以外の、他のシステムへの入り口」**です。\\ | ワームホール(WH)とは、**突発的に発生する「スターゲート以外の、他のシステムへの入り口」**です。\\ | ||
- | その行き先はハイセクだったり、ローセクだったり、はたまたヌルセクだったりします。 | + | その行き先はHigh Secだったり、Low Secだったり、はたまたNull Secだったりします。 |
そして、これが重要なのですが、「**WHを通過することでしか到達できない、スターゲートを持たないソーラーシステム**」というものが存在します。\\ | そして、これが重要なのですが、「**WHを通過することでしか到達できない、スターゲートを持たないソーラーシステム**」というものが存在します。\\ | ||
- | これを**W-Space(Wormhole-Space)**と呼びます。 | + | これを**W-Space(Wormhole-Space)**またはJ-Space((ソーラーシステム名が必ず" |
とはいえ、日本人プレイヤーの間ではもっぱらW-Spaceの方をワームホールと呼び、入口となるワームホールのことは「穴」と呼ぶことがほとんどです。\\ | とはいえ、日本人プレイヤーの間ではもっぱらW-Spaceの方をワームホールと呼び、入口となるワームホールのことは「穴」と呼ぶことがほとんどです。\\ | ||
一応、混同を避けるためここでは「W-Space」「WH」で記述していきます。 | 一応、混同を避けるためここでは「W-Space」「WH」で記述していきます。 | ||
+ | |||
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===== W-Spaceの特徴 ===== | ===== W-Spaceの特徴 ===== | ||
==== 固定のスターゲートがない ==== | ==== 固定のスターゲートがない ==== | ||
上記の通り、固定のスターゲートが無いため安定した航路を構築できません。\\ | 上記の通り、固定のスターゲートが無いため安定した航路を構築できません。\\ | ||
- | しかし、W-Spaceはそれぞれ個別に「固定穴(Static)」というものが設定されており、常に特定のID(後述)のWHが発生するようになっています。\\ | + | しかし、W-Spaceはそれぞれ個別に「固定穴(Static)」というものが設定されており、**常に特定のID(後述)のWHが発生するようになっています**。\\ |
- | そのため、「常にハイセクとつながっているW-Space」や「常にローセク&他のW-Spaceに繋がっているW-Space」などがあり、W-Spaceごとに交通の便に差があります。 | + | そのため、「常にHigh SecとつながっているW-Space」や「常にLow Secや他のW-Spaceに繋がっているW-Space」などがあり、W-Spaceごとに交通の便に差があります。 |
==== セキュリティステータスが0.0以下 ==== | ==== セキュリティステータスが0.0以下 ==== | ||
- | つまりヌルセク同様、いかなる行動によってもカプセラのSSが下がることがありません。\\ | + | つまりNull Sec同様、いかなる行動によってもカプセラのSSが下がることがありません。\\ |
バブル、ボム等の使用も可能です。 | バブル、ボム等の使用も可能です。 | ||
- | ==== ローカルチャンネルのメンバーリストがパッシブ | + | ==== ローカルチャンネルのメンバーリストが完全遅延式 |
ある意味これがW-Space最大の特徴。\\ | ある意味これがW-Space最大の特徴。\\ | ||
- | アライアンスチャンネル等と同様に、ローカルで発言しない限りローカル一覧に名前が出ません。 | + | ローカルチャンネルで発言しない限り、ローカル一覧に名前が出ません。 |
これが何を意味するかというと、「**そのシステムに誰がいるかを明確に認識できない**」ということです。\\ | これが何を意味するかというと、「**そのシステムに誰がいるかを明確に認識できない**」ということです。\\ | ||
行 28: | 行 30: | ||
==== W-Spaceごとに環境に差がある ==== | ==== W-Spaceごとに環境に差がある ==== | ||
W-Spaceには「**クラス(C)**」という概念があり、C1~C6の6段階に分かれています。\\ | W-Spaceには「**クラス(C)**」という概念があり、C1~C6の6段階に分かれています。\\ | ||
- | クラスごとに発生するシグネチャ・サイトが変化し、クラスの数字が高いほど強力なNPCが出現します。C5、C6になるとキャピタル艦が必要になってくるくらいです。 | + | クラスごとに発生するシグネチャ・サイトが変化し、クラスの数字が高いほど強力なNPCが出現します。C5、C6になるとキャピタル艦が必要になってくるくらいです。\\ |
+ | またC2とC4に関しては、固定穴が2つあるという特徴があります。 | ||
- | また一部のW-Spaceでは「特殊天体」と呼ばれるものがあり、それによってシステム全体の艦船に特殊なステータス変化が発生します。\\ | + | 一部のW-Spaceでは[[: |
これにより、リモートリペアにボーナスが掛かったり、武装の射程が短くなったり、様々な種類の効果が存在します。\\ | これにより、リモートリペアにボーナスが掛かったり、武装の射程が短くなったり、様々な種類の効果が存在します。\\ | ||
これらのエフェクトは、クラスが高いほどボーナス・ペナルティ両方が大きくなる傾向があります。 | これらのエフェクトは、クラスが高いほどボーナス・ペナルティ両方が大きくなる傾向があります。 | ||
+ | あまり一般的ではありませんがC1~C6以外にC12~C18という区分があり、C12は[[: | ||
==== 非常に儲かる ==== | ==== 非常に儲かる ==== | ||
WH内での金策はいくつか手段があります。 | WH内での金策はいくつか手段があります。 | ||
・戦闘サイトでのNPC狩り\\ | ・戦闘サイトでのNPC狩り\\ | ||
- | ハイ・ロー・ヌルでのラッティングとは異なり、バウンティは得られません。SSの回復もないです。\\ | + | High・Low・Null Secでのラッティングとは異なり、バウンティは得られません。SSの回復もないです。\\ |
ただし、ドロップ品が高額でNPC買い取りされたり、サルベージ品がT3CLの原料となったりするなど、処理に手間はかかりますがなかなかいい収入になります。\\ | ただし、ドロップ品が高額でNPC買い取りされたり、サルベージ品がT3CLの原料となったりするなど、処理に手間はかかりますがなかなかいい収入になります。\\ | ||
- | 難易度が低く収入も安いとされるクラス1~3のWHでも、ハイセクのL4ミッションより時間あたりの収入は高くなります。 | + | 難易度が低く収入も安いとされるクラス1~3のWHでも、High SecのL4ミッションより時間あたりの収入は高くなります。 |
・[[: | ・[[: | ||
W-Spaceのハッキングサイトでは、T3CLの原料が得られます。これらももちろん値段が高いです。\\ | W-Spaceのハッキングサイトでは、T3CLの原料が得られます。これらももちろん値段が高いです。\\ | ||
- | ただしハイセクなどのハッキングサイトとは異なり、NPCが大量に出現します。 | + | ただしHigh Secなどのハッキングサイトとは異なり、NPCが大量に出現します。 |
・[[: | ・[[: | ||
- | アステロイドベルトはないものの、鉱石サイトはそれなりに発生し、ヌルセクと同等の鉱石が採掘できます。 | + | アステロイドベルトはないものの、鉱石サイトはそれなりに発生し、Null Secと同等の鉱石が採掘できます。 |
・[[: | ・[[: | ||
- | ヌルセク以上に惑星の資源が豊富で、PIに関してはWHが一番儲かります。\\ | + | Null Sec以上に惑星の資源が豊富で、PIに関してはWHが一番儲かります。\\ |
税関の建て替えも比較的容易なため、かなりの収入が期待できます。 | 税関の建て替えも比較的容易なため、かなりの収入が期待できます。 | ||
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+ | ・[[: | ||
+ | 建造物が自由に建てられることと、ある程度能動的に侵入を制限できることを利用し、生産や研究用建造物を稼働させることも多いです。\\ | ||
+ | 燃料搬入がネックにはなりますが、[[: | ||
+ | ※Null Secとは違い、衛星に資源が存在しません。\\ | ||
+ | そのためいくらセキュリティステータスが低いとはいえ[[: | ||
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===== WHの特徴 ===== | ===== WHの特徴 ===== | ||
==== 突如発生し、ある条件で消失する ==== | ==== 突如発生し、ある条件で消失する ==== | ||
「固定穴」の場合を除き、基本的にWHの発生は予知できません。\\ | 「固定穴」の場合を除き、基本的にWHの発生は予知できません。\\ | ||
- | 一応ヌルセクの領有権アップグレード次第では、WHの発生率を高めることは可能のようです。 | + | 一応Null Secの領有権アップグレード次第では、WHの発生率を高めることは可能のようです。 |
WHの消失条件は2つあり、\\ | WHの消失条件は2つあり、\\ | ||
「WHを開封した(誰かがそのWHシグネチャに初めてワープ開始した)ときから一定時間経過する」(寿命条件)\\ | 「WHを開封した(誰かがそのWHシグネチャに初めてワープ開始した)ときから一定時間経過する」(寿命条件)\\ | ||
- | 「WHを通過した累積の質量が、そのWHの質量上限を超える」(質量条件)\\ | + | 「WHを通過した累積の質量((船本体+装備MODによる増加分の合計。カーゴの中身などは計算に入らない。))が、そのWHの質量上限を超える」(質量条件)\\ |
この2つのどちらかを満たした場合、そのWHは消失します。 | この2つのどちらかを満たした場合、そのWHは消失します。 | ||
WHの行き先、それとWHが消失条件に近づいているかどうかは、そのWHの「情報」画面で確認することが出来ます。 | WHの行き先、それとWHが消失条件に近づいているかどうかは、そのWHの「情報」画面で確認することが出来ます。 | ||
- | ^ 接続先 ^ 「このワームホールは○○宙域へ繋がっているようです。」 | ・ハイセキュリティ、ローセキュリティ、ゼロセキュリティ:文字通りの意味\\ ・未知の宙域:クラス1~3のW-Space\\ ・危険な未知の宙域:クラス4、5のW-Space\\ ・非常に危険な未知の宙域:クラス6のW-Space | | + | ^ 接続先 ^ 「このワームホールは○○宙域へ繋がっているようです。」 | ・High Security、Low Security、Zero Security:文字通りの意味\\ ・未知の宙域:クラス1~3のW-Space\\ ・危険な未知の宙域:クラス4、5のW-Space\\ ・非常に危険な未知の宙域:クラス6のW-Space | |
^ 寿命条件 ^ 「このワームホールは寿命による自然崩壊がまだ始まっていません。少なくともあと 1 日はもつと思われます。」 | 消失までの時間が24時間以上あるということ。\\ 多くのWHの寿命設定が24時間以下であるため、あまり見られない表示。 | | ^ 寿命条件 ^ 「このワームホールは寿命による自然崩壊がまだ始まっていません。少なくともあと 1 日はもつと思われます。」 | 消失までの時間が24時間以上あるということ。\\ 多くのWHの寿命設定が24時間以下であるため、あまり見られない表示。 | | ||
^ ::: ^ 「このワームホールは自然崩壊が始まっています。おそらくあと 1 日ももたないでしょう。」 | 残り寿命が24時間以下、設定寿命の25%以上であるときの表示。結構な頻度で見ることになる。\\ 寿命設定は最短でも16時間なので、最低でも消失まで4時間はあるということを示している。24時間穴ならば6時間以上である。 | | ^ ::: ^ 「このワームホールは自然崩壊が始まっています。おそらくあと 1 日ももたないでしょう。」 | 残り寿命が24時間以下、設定寿命の25%以上であるときの表示。結構な頻度で見ることになる。\\ 寿命設定は最短でも16時間なので、最低でも消失まで4時間はあるということを示している。24時間穴ならば6時間以上である。 | | ||
^ ::: ^ 「このワームホールは寿命が近づいています。」 | 残り寿命が設定寿命の25%以下であるときの表示。\\ こうなっていると、もういつ消失するかわからない。開封時刻などを管理できているのでなければ、遭難の危険がある。 | | ^ ::: ^ 「このワームホールは寿命が近づいています。」 | 残り寿命が設定寿命の25%以下であるときの表示。\\ こうなっていると、もういつ消失するかわからない。開封時刻などを管理できているのでなければ、遭難の危険がある。 | | ||
- | ^ 質量条件 ^ 「このワームホールは、船が通過しても安定性が大きく揺らぐことはありませんでした。」 | 累積通過質量が、合計通過質量上限の50%以下であるときの表示。 | | + | ^ 質量条件 ^ 「このワームホールは、船が通過しても安定性が大きく揺らぐことはありませんでした。」 | 累積通過質量が、消失上限の50%以下であるときの表示。 | |
- | ^ ::: ^ 「このワームホールは、船が通過したため安定性が損なわれたものの、大事には至りませんでした。」 | 累積通過質量が、合計通過質量上限の50~90%であるときの表示。 | | + | ^ ::: ^ 「このワームホールは、船が通過したため安定性が損なわれたものの、大事には至りませんでした。」 | 累積通過質量が、消失上限の50~90%であるときの表示。 | |
- | ^ ::: ^ 「このワームホールは、多数の船が通過したため安定性が大きく損なわれ、崩壊しつつあります。」 | 累積通過質量が、合計通過質量上限の90%を超えている時の表示。 | | + | ^ ::: ^ 「このワームホールは、多数の船が通過したため安定性が大きく損なわれ、崩壊しつつあります。」 | 累積通過質量が、消失上限の90%を超えている時の表示。 | |
また、累積通過質量が50%を超えた時と90%を超えた時は特殊な環境音が発生し、WHのグラフィックが変化します。\\ | また、累積通過質量が50%を超えた時と90%を超えた時は特殊な環境音が発生し、WHのグラフィックが変化します。\\ | ||
これらを一般的に、それぞれ「一次縮小」「二次縮小」と呼びます。 | これらを一般的に、それぞれ「一次縮小」「二次縮小」と呼びます。 | ||
- | ==== WHには種類がある ==== | + | ==== WHにはIDがある ==== |
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WHには、IDというものが設定されています。\\ | WHには、IDというものが設定されています。\\ | ||
- | これはOV上でWHを見た時に確認できるもので、同じIDのWHは上記の「接続先」「設定寿命」「合計通過質量上限」と「最大通過質量上限(そのWHを一度に通過できる質量の上限)」が同じになっています。\\ | + | これはOV上でWHを見た時に確認できるもので、同じIDのWHは上記の「接続先」「設定寿命」「消失までの合計通過質量」と「最大通過質量上限(そのWHを一度に通過できる質量の上限)」が同じになっています。\\ |
- | W-Spaceには常に同じIDのWHがひとつ、あるいは2つ発生します。これらが固定穴と呼ばれるのは上述のとおりです。 | + | W-Spaceには常に同じIDのWHが存在します。これらが固定穴と呼ばれるのは上述のとおりで、その数は最低でも1つ、たまに2種類の固定穴を持つW-Spaceがあります。 |
詳しくは[[.worm-hole: | 詳しくは[[.worm-hole: | ||
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+ | ==== WHには「表」と「裏」がある ==== | ||
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+ | WHは、**開封(WHのシグネチャにワープ開始)するまで、出口となる反対側のWHが存在しない**ということが知られています。\\ | ||
+ | つまり、WHは開封するまで裏側から通過できない一方通行であると言えます。 | ||
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+ | この出口となる、あとから発生するWHのIDは常に「**K162**」で一定です。入り口側のIDがなんであれ、出口のIDはこれです。\\ | ||
+ | K162のWHのことを一般的に「横穴」「裏穴」と呼びます。\\ | ||
+ | これらが発生しているならば、そのWHは向こう側から誰かが開封したものだと判断できます。 | ||
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+ | K162は開封後即生成され寿命のカウントダウンが始まりますが、最初は不可視状態で裏側から特定・進入することは出来ません。\\ | ||
+ | K162が可視化する条件は、 | ||
+ | * 誰かが表側からWHを通過する。 | ||
+ | * 不可視状態のままWHの寿命が15時間以下になったあと、数時間が経過する。 | ||
+ | のどちらかが満たされることです。 | ||
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+ | ==== 何度も連続して通過できない ==== | ||
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+ | あるWHを通過してから5分以内に再度同じWHを通過した場合、最初にWHを通過してから5分経過するまで、そのWHを通過できなくなります。\\ | ||
+ | この性質により、スターゲートでは可能な「何度もゲートバックして敵の攻撃をしのぐ」といった戦術は使用できません。 | ||
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+ | ===== 応用知識 ===== | ||
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