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コンバットプローブの回避

回避と言っても、物理的に避けるのとは違います。

「どんなに頑張ってもシグナル強度が足りずコンバットプローブでは特定されない」という船は、作ることが可能ですでした。
現在では仕様変更により、絶対に特定されない船というものは存在しません。
しかし、コンバットプローブに特定されにくくなるための手法は今だ健在です。

エスカレーションサイトの攻略艦など、敵には見つかりたくないけどクロークはできないという船をFittingする上で有用なテクニックとなります。

ここではその方法を簡単に説明していきます。

ゲームシステム的な解説

コンバットプローブで船や建造物を特定する場合、そのサイズが大きいほど簡単に特定でき、小さければ難しくなります。
その「サイズ」というのは、一般的に船のサイズを表す「Signature Radius(シグネチャ半径)」ではありません。
プローブに対する船のサイズは、

シグネチャ半径/センサー強度

で表されます。センサー強度が大きいほど、プローブで特定されにくくなるというわけです。

プローブが感知するシグナル強度(%)は、

Max Maximum 括弧の中でより大きい方が計算に適用されるという意味。
Rs Signature Radius シグネチャ半径
Ss Sensor Strength スキャン対象のセンサー強度
Sp Probe Sensor Strength スキャンプローブのセンサー強度
n スキャン範囲の増加段階数。コンバットプローブであれば元々の範囲が0.5AUなので、スキャン範囲が1AUの時は1で、8AUの時は4、また0.5AUの時は0となる。
Ms Signal Multiplier シグナル倍率。プローブの数や配置、スキャン対象に対する位置関係などで決まるようだが詳細は不明。最大値は1。

で算出できます。

センサー強度を大きくするほどコンバットプローブで特定されにくくなるのは前述したとおりですが、センサー強度のポイント数がシグネチャ半径のメートル数の9割を超えてから更に強化することに意味はありません1)


プローブ回避の具体的な方法

一番手軽なやり方は、センサー強度を上げることです。

また、シグネチャ半径を縮小していくのも効果がありますが、センサー強度の強化ほど手軽ではありません。

これらの手段を組み合わせ、サイズを小さくしていくことが特定されにくさに繋がります。


特定を回避できないプローブ強度

プローブ強度の低い相手であれば、上記の手段を組み合わせて(シグネチャ半径/センサー強度)を10/9以下にすれば特定されません。
では、その「10/9以下でも特定できるプローブ強度」はというと、上の方で挙げた式から逆算して90ポイント以上だとわかります。

しかし、プローブ強度を90ポイントにするのはそう簡単なことではありません。
単にフルスキルかつCovert OpsでSister Expanded Probe LauncherとSister Combat Scanner Probe及びスキャナー強度増加リグを用いたとしても、強度はせいぜい70ポイントほどにしかなりません。
強度90ポイントを超えるためには、まず間違いなくVirtue(バーチュ)インプラントセットを装備する必要があります。

Virtueセットは高価ですが、これを揃えればあらゆる船を特定できるということにつながります。
そのため、これらを使用してくる人は少なからずいると思っておくべきでしょう。

1)
例として、シグネチャ半径が150mであるならば、センサー強度が135ポイントになった時点で特定されにくさは最も高くなり、200ポイントでも300ポイントでも135ポイントの時と同じとして扱われます。
2) , 3)
ECCMスクリプトを使用すると効果大
4)
Grail(Radar)
Talon(Gravi)
Spur (Magne)
Jackal (Ladar)