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trade [2016/02/11 18:19] – [投機] bartlett | trade [2020/03/13 18:17] – [Broker's Fee] bartlett | ||
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====== 交易 ====== | ====== 交易 ====== | ||
ここでは主に物の売り買い、市場システムについて解説していきます。 | ここでは主に物の売り買い、市場システムについて解説していきます。 | ||
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===== 取引の基礎知識 ===== | ===== 取引の基礎知識 ===== | ||
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そういう場合、**常に「値段の安い売り注文」「値段の高い買い注文」から優先して処理されます。**\\ | そういう場合、**常に「値段の安い売り注文」「値段の高い買い注文」から優先して処理されます。**\\ | ||
- | 値段の高い売り注文を右クリック→購入したとしても、実際に売れるのは一番安いものからです。\\ | + | 値段の高い売り注文を右クリック→購入したとしても、実際に売れるのは一番安いものからです。 |
- | いわゆる「0.01ISK War((0.01ISKの差を争い、複数の人間が売り注文を更新していくこと。値段の下げ幅を最小限にしないと際限なく利益が減っていくため、最低単位である0.01ISKを争うことが一般的でありこう呼ばれる。))」が発生するのは、そのためです。 | + | |
そしてここで注意すべき点は、「**決済金額は、注文の金額ではなく処理時の入力金額**」であるということです。\\ | そしてここで注意すべき点は、「**決済金額は、注文の金額ではなく処理時の入力金額**」であるということです。\\ | ||
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こちらは買い取り位置を範囲指定できるため((買い注文画面で緑の網掛けがしてあるものが、現在位置での売りを買い取ってくれる注文となっています。))、現在地で有効な買い注文のうち最も値段が高いものから優先して買い取られます。\\ | こちらは買い取り位置を範囲指定できるため((買い注文画面で緑の網掛けがしてあるものが、現在位置での売りを買い取ってくれる注文となっています。))、現在地で有効な買い注文のうち最も値段が高いものから優先して買い取られます。\\ | ||
安い値段に設定しても、高い値段のものから処理されます。 | 安い値段に設定しても、高い値段のものから処理されます。 | ||
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+ | ==== ほとんどのものはマーケットで取引できるが、例外もある ==== | ||
+ | ゲーム内に存在するほとんどのアイテムはマーケットで売買できますが、そうでないものもあります。 | ||
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+ | 特に初心者が引っかかりやすいこととして、**組み立て済みの艦船やモジュールなどはマーケットで取引できない**、という点が挙げられます。これらは損傷を全て直した上で「リパッケージ」し、組み立て前の状態に戻せばマーケットで取引できるようになります。 | ||
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+ | その他では、[[: | ||
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+ | なお、これらマーケット取引不可のアイテムは、アイテム交換契約やトレードなどによって他プレイヤーと売買ができます。 | ||
+ | ==== 取引に掛かる手数料 ==== | ||
+ | 取引の際に徴収される手数料が3種類あります。 | ||
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+ | 1つ目は「**__取引税__**(Sales Tax)」。これは、全てのマーケット取引に掛かります。\\ | ||
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+ | 2つ目は「**__ブローカー料__**(Broker' | ||
+ | オーダーを出す時とはつまり、「アイテムを市場に並べて買い手が付くのを待つ」「購入希望を出し売り手が出てくるのを待つ」場合、ということです。なので、既に市場にあるアイテムを購入したり、アイテムを購入オーダーに対して売るなどの**即時取引にはブローカー料が発生しません。** | ||
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+ | 3つ目は「**__再リスト料__**(Relist Fee)」。これはブローカー料の派生で、既に出してあるオーダーを更新する際に掛かります。\\ | ||
+ | このため、出してあるオーダーがなかなか成立しないからといって**頻繁に値段を変えたりするとそれだけで大きな損失が発生します。**そうならないよう、オーダーを出す際にはオーダー数と価格をよく吟味したほうがいいでしょう。 | ||
+ | |||
+ | 手数料についての詳細は[[# | ||
==== 交易が盛んな場所 ==== | ==== 交易が盛んな場所 ==== | ||
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* [[http:// | * [[http:// | ||
以上の5つが主な商業ステーションとなっています。これらのステーションであればひと通りのアイテムを買い揃えることができます。\\ | 以上の5つが主な商業ステーションとなっています。これらのステーションであればひと通りのアイテムを買い揃えることができます。\\ | ||
- | 特にジタはEVEにおける経済の中心であり、[[http:// | + | 特にジタはEVEにおける経済の中心であり、[[https:// |
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+ | ==== NPCが行う売買 ==== | ||
+ | マーケットに出ている売り/ | ||
+ | スキルブックやBPOなどがそうで、オーダーの期限がプレイヤーには不可能な300日超えになっていることから判別できます。 | ||
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継続して利益を出すことは難しいですが、当たれば利益は大きいです。 | 継続して利益を出すことは難しいですが、当たれば利益は大きいです。 | ||
+ | ==== 市場操作 ==== | ||
+ | あるアイテムにおいて安く売り出されている注文を全て買い占め、売り注文の最安値を引き上げたところで売りに転じて利益を出す方法。\\ | ||
+ | 恒常的に需要があるアイテムでないと売り抜けることが難しく、そういうアイテムに限っては生産者も多いため売る際の競争相手は当然多くなります。\\ | ||
+ | これを実行するにはかなりの経済力が必要。というか、書いたはいいものの本当に実行可能なのかはわかりません。 | ||
==== 詐欺 ==== | ==== 詐欺 ==== | ||
買い手を誤認させ、アイテムを不当に高い値段で買わせる、あるいは逆に不当に安い値段で買い取る方法。主に[[: | 買い手を誤認させ、アイテムを不当に高い値段で買わせる、あるいは逆に不当に安い値段で買い取る方法。主に[[: | ||
引っかかる人がいなければ儲かりません。利益の不安定さは投機以上。\\ | 引っかかる人がいなければ儲かりません。利益の不安定さは投機以上。\\ | ||
一口では言えませんが、その手段は豊富。Jitaにおけるローカルチャットの99%は詐欺だと思って良いです。 | 一口では言えませんが、その手段は豊富。Jitaにおけるローカルチャットの99%は詐欺だと思って良いです。 | ||
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+ | ===== 取引にかかる手数料について ===== | ||
+ | 何度も言うようですが、交易で稼ぐには手数料を減らすことがとても重要です。 | ||
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+ | ==== Sales Tax ==== | ||
+ | 上記の通り、取引税は全てのマーケット取引に掛かります。\\ | ||
+ | 基本となる税率は、取引価格の**__5%__**です。\\ | ||
+ | 取引税は、トレードスキル「Accounting(会計)」で軽減できます。1Lvごとに11%、つまり0.55%ずつ軽減され、Lv5時には2.75%軽減となり、最終的な税率は**__2.25%__**となります。\\ | ||
+ | Accountingスキルの他にこれを軽減する方法はありません。 | ||
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+ | ==== Broker' | ||
+ | ブローカー料は取引税とは異なり、売却オーダー・購入オーダーを新たに作成する際に掛かります。\\ | ||
+ | また、ブローカー料の税率は、オーダーを出す場所がNPCステーションなのかプレイヤー所有の[[: | ||
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+ | NPCステーションの場合、基本となる税率は取引価格の**__5%__**です。\\ | ||
+ | このブローカー料はトレードスキル「Broker Relations(ブローカー関係)」と、ステーションの持ち主Corp/ | ||
+ | 軽減率は以下のとおりです。 | ||
+ | * Broker RelationsスキルLv1ごとに0.3%((これはAccountingスキルとは違いそのまま0.3%で、5.0> | ||
+ | * Factionスタンディングは数値の0.03倍が軽減され、最大0.3%軽減 | ||
+ | * Corpスタンディングは数値の0.02倍が軽減され、最大0.2%軽減 | ||
+ | つまり、最大で計2%軽減でき、NPCステーションにおけるブローカー料の下限は、取引価格の**__3%__**となります。 | ||
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+ | アップウェルストラクチャの場合、所有コープのストラクチャ設定とアクセスリストによって定められた比率がそのまま適用されます。__スキルやスタンディングによって軽減されることはありません。__\\ | ||
+ | なお、設定できる税率の下限は1%であり、NPCステーションのそれに比べて遥かに軽くできます。納められたブローカー料のうち半分が所有コープの取り分となり、もう半分がNPCの取り分となります。 | ||
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+ | ==== Relist Fee ==== | ||
+ | 再リスト料は、既に出してあるオーダーを更新する際に掛かります。\\ | ||
+ | 再リスト料は、オーダーの値段を下げた、もしくは変えなかった場合と、オーダーの値段を上げた場合とで少し変わります。 | ||
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+ | いずれの場合も基本となる算出式はブローカー料のそれで、そこから更に「再リスト料軽減率」を乗じたものが再リスト料となります。\\ | ||
+ | 再リスト料軽減率は通常50%で、これはスキル「Advanced Broker Relations(高度ブローカー関係)」によって高めることができます。Lv1ごとに5%ずつ増加し、Lv5時の再リスト料軽減率は75%となります。\\ | ||
+ | つまりどういうことかというと、再リスト料は**「更新後の価格で新規オーダーを出した際にかかるブローカー料」の50%(Lv0時)~25%(Lv5時)**となります。\\ | ||
+ | なお、オーダーの値段を上げた場合、上記に加えて**「新オーダーと旧オーダーの差額」にブローカー料率を乗じたもの**が上乗せされます。 | ||