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technic:damage-calculation [2017/11/05 15:52] – [Effective Tracking Speed] bartlett | technic:damage-calculation [2020/08/05 08:57] – [Effective Tracking Speed] neplus | ||
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を基に、ダメージ量が計算されます。 | を基に、ダメージ量が計算されます。 | ||
- | なお、ドローンの場合はタレットのダメージ計算が適用されますが、Fighter(艦載戦闘機)はタレットとミサイルの計算式を組み合わせた特殊な計算になっています。 | + | なお、[[:drone|ドローン]]の場合はタレットのダメージ計算が適用されますが、[[: |
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弾が命中しなければ敵にダメージは与えられません。そして、命中率が高いほど敵の弱点に弾を当てられるようになり、ダメージも増加します。\\ | 弾が命中しなければ敵にダメージは与えられません。そして、命中率が高いほど敵の弱点に弾を当てられるようになり、ダメージも増加します。\\ | ||
ここではその命中率がどのように決まるかを中心に解説していきます。 | ここではその命中率がどのように決まるかを中心に解説していきます。 | ||
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+ | ===== よく分かる解説動画 ===== | ||
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===== タレットの命中率計算式 ===== | ===== タレットの命中率計算式 ===== | ||
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__実際に角速度と比較され命中率計算に関わるのは、情報画面などで確認できるタレットのトラッキング速度ではなく、実効トラッキング速度になります。__ | __実際に角速度と比較され命中率計算に関わるのは、情報画面などで確認できるタレットのトラッキング速度ではなく、実効トラッキング速度になります。__ | ||
- | シグネチャ解像度とは各タレットに固有の性能値で、船が大きいほどシグネチャ半径が大きくなるのと同様、大きいサイズのタレットほどシグネチャ解像度は大きくなります。\\ | + | <del>シグネチャ解像度とは各タレットに固有の性能値で、船が大きいほどシグネチャ半径が大きくなるのと同様、大きいサイズのタレットほどシグネチャ解像度は大きくなります。\\ |
- | このため、同一の距離で同一の動きをする目標であっても、**大型のタレットで小型の目標を撃つと実効トラッキング速度が悪化するため命中率は低下し、逆に小型のタレットで大型の船を撃つと、実効トラッキング速度が改善され命中率が向上します**。 | + | このため、同一の距離で同一の動きをする目標であっても、**大型のタレットで小型の目標を撃つと実効トラッキング速度が悪化するため命中率は低下し、逆に小型のタレットで大型の船を撃つと、実効トラッキング速度が改善され命中率が向上します**。</ |
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+ | 現在ではタレットの大きさに関係なく全てのタレットのシグネチャ解像度が40000mに統一されています。\\ | ||
+ | そのため実効トラッキング速度は「(タレットのトラッキング速度)×(撃つ対象のシグネチャ半径)/ | ||
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目標がミサイルの飛行速度より速く動いていた場合には、ミサイルが追いつけないためほとんど命中しなくなります。\\ | 目標がミサイルの飛行速度より速く動いていた場合には、ミサイルが追いつけないためほとんど命中しなくなります。\\ | ||
- | また、ミサイルにはHPが設定されており、攻撃を受ければ破壊されることがあります。ボムやスマートボムと言った範囲型兵装やDefenderMissile(防衛ミサイル)などを受け破壊されれば、もちろんミサイルは目標に命中することはありません。 | + | また、ミサイルにはHPが設定されており、攻撃を受ければ破壊されることがあります。ボムやスマートボムと言った範囲型兵装を受け破壊されれば、ミサイルは目標に命中することはありません。 |
そのような状況でなければ、基本的にミサイルは射程内の目標に対してほとんどの場合命中します。 | そのような状況でなければ、基本的にミサイルは射程内の目標に対してほとんどの場合命中します。 | ||
行 145: | 行 155: | ||
ミサイルのダメージ倍率(DamageMultiplier)の計算式、そしてそれに影響する要素は以下のようになっています。 | ミサイルのダメージ倍率(DamageMultiplier)の計算式、そしてそれに影響する要素は以下のようになっています。 | ||
- | {{: | + | {{: |
^ Min | Minimum | 括弧の中身のうち一番小さいものが適用されるという意味。 | | ^ Min | Minimum | 括弧の中身のうち一番小さいものが適用されるという意味。 | | ||
行 152: | 行 162: | ||
^ V< | ^ V< | ||
^ V< | ^ V< | ||
+ | ^ drf | DamageReductionFactor | 詳細は後述。 | | ||
これで算出されるダメージ倍率をミサイルの元々のダメージ量に乗じることで、実際に与えられるダメージ量が算出できます。 | これで算出されるダメージ倍率をミサイルの元々のダメージ量に乗じることで、実際に与えられるダメージ量が算出できます。 | ||
行 181: | 行 192: | ||
* ミサイル攻撃を受けている時にMWDを使うと、その加速によってミサイルを振り切れるか、あるいはMWDのシグネチャ半径ペナルティを軽減するボーナスを持っているか、あるいは元から減衰なしでダメージを受けていた場合などでない限り、受けるダメージは増加する。 | * ミサイル攻撃を受けている時にMWDを使うと、その加速によってミサイルを振り切れるか、あるいはMWDのシグネチャ半径ペナルティを軽減するボーナスを持っているか、あるいは元から減衰なしでダメージを受けていた場合などでない限り、受けるダメージは増加する。 | ||
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+ | |||
+ | ==== Damage Reduction Factor ==== | ||
+ | Damage Reduction Factorとは、各種ミサイル弾薬が固有で持っているステータスの一つです。\\ | ||
+ | ただしゲーム内ではマスクデータとなっており、情報画面などで確認することができません。\\ | ||
+ | しかし、[[http:// | ||
+ | |||
+ | DRFとは、簡単に言うと「**爆発速度と目標速度の関係がどれだけダメージ倍率へ影響しやすいかを表す数値**」で、これが大きいほど速度比の影響を受けやすくなります。 | ||
+ | |||
+ | {{: | ||
+ | {{: | ||
+ | |||
+ | 上はDRFが0.644のT1Rocket、下はDRFが0.944のT1Torpedoのダメージ倍率グラフです。\\ | ||
+ | 少しわかりにくいですが、同じ速度比・同じ半径比であっても微妙に倍率が異なり、drfが大きいT1Torpedoの方が、速度比1以下の範囲で全体的にダメージ倍率がより低くなっていることが確認できます。 | ||
+ | |||
+ | 以下がDRFの一覧です。 | ||
+ | |< 300px 250px 50px >| | ||
+ | ^ Missile Type ^ DRF | | ||
+ | ^ Light Fighter(Space Superiority) | 0.407 | | ||
+ | ^ Precision Light Missile | 0.561 | | ||
+ | ^ Precision Heavy Missile | 0.583 | | ||
+ | ^ Auto-Targeting Light Missile | 0.604 | | ||
+ | ^ Light Missile | 0.604 | | ||
+ | ^ Rocket | 0.644 | | ||
+ | ^ Heavy Missile | 0.682 | | ||
+ | ^ Auto-Targeting Heavy Missile | 0.682 | | ||
+ | ^ Javelin Rocket | 0.682 | | ||
+ | ^ Fury Light Missile | 0.652 | | ||
+ | ^ Precision Cruise Missile | 0.735 | | ||
+ | ^ Cruise Missile | 0.882 | | ||
+ | ^ Auto-Targeting Cruise Missile | 0.882 | | ||
+ | ^ Rage Rocket | 0.882 | | ||
+ | ^ XL Cruise Missile | 0.882 | | ||
+ | ^ Fury Heavy Missile | 0.882 | | ||
+ | ^ Heavy Assault Missile | 0.882 | | ||
+ | ^ Javelin Heavy Assault Missile | 0.895 | | ||
+ | ^ Fury Cruise Missile | 0.908 | | ||
+ | ^ Rage Heavy Assault Missile | 0.920 | | ||
+ | ^ Torpedo | 0.944 | | ||
+ | ^ Light Fighter(Attack) | 0.944 | | ||
+ | ^ Heavy Fighter(Long Range Attack) | 0.944 | | ||
+ | ^ Heavy Fighter(Shadow) | 0.944 | | ||
+ | ^ Javelin Torpedo | 0.967 | | ||
+ | ^ Rage Torpedo | 0.967 | | ||
+ | ^ XL Torpedo | 1.0 | | ||
+ | ^ Heavy Fighter(Heavy Attack) | 1.0 | | ||
+ | |||
+ | ---- | ||
+ | |||
+ | ====== 艦載戦闘機の特殊補正 ====== | ||
+ | 冒頭で述べたとおり、[[: | ||
+ | * タレットと同様の「最適射程距離」「精度低下範囲」による減衰 | ||
+ | * ミサイルと同様の「シグネチャ半径と爆発半径の比」「目標速度と爆発速度の比」による減衰 | ||
+ | の両方が適用されます。\\ | ||
+ | 射程による減衰は艦載機が目標を最適射程内に捉えている限り発生しないので、火力の向上を図るのならばミサイル由来の爆発半径/ | ||
+ | なお、これらの通常のダメージ計算とは別に、 | ||
+ | * Space Superiority(制空戦闘機)でドローン・艦載機以外を攻撃すると、**与えるダメージが1/ | ||
+ | * Heavy Attacker(重攻撃機)で[[:: | ||
+ | という特別な補正が存在します。 |