module:ewar

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module:ewar [2020/03/12 17:31] – 外部編集 127.0.0.1module:ewar [2021/07/03 23:34] – [Signature Suppressor] bartlett
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 ミサイルに対しては全く効果がなく、ドローンがメイン火力の船にもほとんど効果が無いという欠点があり、汎用的に使いやすいEWARとはいえません。\\ ミサイルに対しては全く効果がなく、ドローンがメイン火力の船にもほとんど効果が無いという欠点があり、汎用的に使いやすいEWARとはいえません。\\
-効く相手には非常によく効くため、運用の仕方が問われるEWARです。+とはいえ、PvP環境ではタレット艦の使用率が高い((そもそもタレット艦のほうが多い))ため、敵主力DPS艦を無力化するためにこれを準備ても無駄になることは少ないでょう。\\ 
 +効く相手には非常によく効くため、運用の仕方が問われるEWARです。
  
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 {{https://imageserver.eveonline.com/Type/1956_64.png?64|Radar ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1955_64.png?64|Gravimetric ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1948_64.png?64|Magnetometic ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1958_64.png?64|Ladar ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1957_64.png?64|Multi Spectrum ECM}}\\ {{https://imageserver.eveonline.com/Type/1956_64.png?64|Radar ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1955_64.png?64|Gravimetric ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1948_64.png?64|Magnetometic ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1958_64.png?64|Ladar ECM}}{{https://imageserver.eveonline.com/Type/1957_64.png?64|Multi Spectrum ECM}}\\
 Electronic Counter Measures(電子対抗手段)、略してECM。\\ Electronic Counter Measures(電子対抗手段)、略してECM。\\
-現実にもECMという概念はありますが、EVEにおけるECMとは「**__命中すれば、対象の船がしているロックオンをすべて解除させ、20秒間一切ロックオンを出来なくする__**」というEWARです。「JAM(ジャム)」とも呼ばれます。\\ +現実にもECMという概念はありますが、EVEにおけるECMとは「**__命中すれば、ECMを仕掛けている船以外に対するロックオンをすべて解除それ以外の船に対して20秒間一切ロックオンを出来なくする__**」というEWARです。「JAM(ジャム)」とも呼ばれます。\\ 
-事実上、当てた船の攻撃行動等20秒間完全封じるというものであり極めて強力かつストレスを与えるEWARとなっています。\\ +簡単に言うと「ECMを食らった船はECM仕掛けている船しか攻撃できなくなというものです。\\ 
-しかし、「命中すれば」という部分が重要で、他のEWARとは異なり射程内であっても必ず効くというものではありません。+EVEにおける様々な行動の起点となるロックオンの自由度を大きく阻害するもので、強力EWARのひつです。\\ 
 +しかし、「命中すれば」という部分が重要で、他のEWARとは異なり射程内であっても必ず効くというものではありません。\\ 
  
 EVEの艦船には全て「センサー属性」と「センサー強度」という物が設定されています。\\ EVEの艦船には全て「センサー属性」と「センサー強度」という物が設定されています。\\
 センサー属性は船の国籍により異なり、 センサー属性は船の国籍により異なり、
 ^ 国籍 ^ 属性 ^ ^ 国籍 ^ 属性 ^
-| Amarr((Blood,Sanshaを含む)) | Rader(電波) | +| Amarr((Blood,Sansha,Triglavianを含む)) | Rader(電波) | 
-| Caldari((Guristas,Mordus,Joveを含む)) | Gravimetric(重力) | +| Caldari((Guristas,Mordus,SoCTを含む)) | Gravimetric(重力) | 
-| Gallente((Serpentis,Sister,OREを含む)) | Magnetometic(磁気) |+| Gallente((Serpentis,SoE,OREを含む)) | Magnetometic(磁気) |
 | Minmatar((Angelを含む)) | Ladar(光学) | | Minmatar((Angelを含む)) | Ladar(光学) |
 の4属性が存在します。\\ の4属性が存在します。\\
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 また、重要な特性として「**__[[:technic:stacking-penalty|スタッキングペナルティ]]が発生しない__**」ということが挙げられます。使う数が多くなればなるほどECMの命中率が純粋に上がります。たくさん使ったからといって損することは一切ありません。\\ また、重要な特性として「**__[[:technic:stacking-penalty|スタッキングペナルティ]]が発生しない__**」ということが挙げられます。使う数が多くなればなるほどECMの命中率が純粋に上がります。たくさん使ったからといって損することは一切ありません。\\
 これが重要になるのが[[:drone#combat_utilityelectronic_warfare_drone|EWARドローン]]です。TDドローン、RSDドローン、WebドローンやTPドローンは単体の効果が低いだけでなく、5機使えば5つの別のMODとして扱われることから強烈なスタッキングペナルティが発生し、有効に働くことはあまり期待できません。\\ これが重要になるのが[[:drone#combat_utilityelectronic_warfare_drone|EWARドローン]]です。TDドローン、RSDドローン、WebドローンやTPドローンは単体の効果が低いだけでなく、5機使えば5つの別のMODとして扱われることから強烈なスタッキングペナルティが発生し、有効に働くことはあまり期待できません。\\
-それに対しECMドローンの場合、5機セットで使った時だけでなく、他の味方がECMドローンを使っていたとしても干渉しないため、常に効果が期待できます。このため、広く使用されるEWARドローンはECMドローンのみになっています。+それに対しECMドローンの場合、5機セットで使った時だけでなく、他の味方がECMドローンを使っていたとしても干渉しないため、常に効果が期待できます。このため、広く使用されるEWARドローンはECMドローンのみになっています。\\ 
 +なお、1隻の船に対して複数の船/ドローンがECMを仕掛けている場合、ECMが効いている/いないに関わらず、ECMを食らっている側はそれら全てに対してロックオンは可能です。
  
 当たれば極めて強力なECMですが、弱点も幾つかあり、 当たれば極めて強力なECMですが、弱点も幾つかあり、
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   * 船本体の行動を封じることはできるが、付属しているドローンまで止められるわけではない。   * 船本体の行動を封じることはできるが、付属しているドローンまで止められるわけではない。
   * Sensor Booster/Remote Sensor Boosterを使用されると、船のセンサー強度が上がるためECMの命中率が下がる。ECCMスクリプトを使用されると命中率は大幅に下がる。   * Sensor Booster/Remote Sensor Boosterを使用されると、船のセンサー強度が上がるためECMの命中率が下がる。ECCMスクリプトを使用されると命中率は大幅に下がる。
 +  * 1対1の状況ではほぼ役に立たない
 等が挙げられます。 等が挙げられます。
  
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 同時に使用できるECMバーストは1つだけなので、複数装備することに意味はありません。 同時に使用できるECMバーストは1つだけなので、複数装備することに意味はありません。
  
-この性質上、ECM強度とECMバーストの射程へのボーナスを持ち防御力も高い[[:ship:battleship:scorpion|Scorpion]]の、事実上専用MODあるといます。+この性質上、ECM強度とECMバーストの射程へのボーナスを持ち防御力も高い[[:ship:battleship:scorpion|Scorpion]]が扱うことが多く、また[[:ship:frigate#Interceptors|Inty]]のような軽量艦にこれを装備し敵ドローン集団に突っ込ませてこれを無力化する((ドローンはセンサー強度が総じて低く、非ボーナス艦ECMバーストも十分に効く))といった使用法もよく見られます。
  
  
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 これをWarp Core Stabilizerを用いて突破することはできません。また、これにはMWD/MJDの起動を阻止する効果はありません。 これをWarp Core Stabilizerを用いて突破することはできません。また、これにはMWD/MJDの起動を阻止する効果はありません。
  
-デメリットとして、__これを起動している間はリモートアシスト((リモートリペア、エネルギートランスファー、リモートセンサーブースト、リモートECCM、トラッキングリンクなどなど。\\ ただしフリートブーストは除く。))を一切受け付けなくなります。__\\+デメリットとして、__これを起動している間はリモートアシスト((リモートリペア、エネルギートランスファー、リモートセンサーブースト、トラッキングリンクなどなど。\\ ただしフリートブーストは除く。))を一切受け付けなくなります。__\\
 HIC自体は非常に固い船ですが、リモートリペアを受けずにずっと攻撃を耐え続けるということはできないため、リペアを受けるためにワープ妨害の展開を解除する必要が少なからず出てきます。 HIC自体は非常に固い船ですが、リモートリペアを受けずにずっと攻撃を耐え続けるということはできないため、リペアを受けるためにワープ妨害の展開を解除する必要が少なからず出てきます。
  
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-===== Target Breaker ===== +===== Signature Suppressor ===== 
-{{https://imageserver.eveonline.com/Type/4409_64.png?64|Target Spectrum Breaker}}\\ +{{https://imageserver.eveonline.com/Type/4409_64.png?64|Signature Radius Suppressor}}\\ 
-ターゲトブレーカー。正式には「Target Spectrum Breaker(ターゲト周波数ブレーカー)」。**__自艦に対するロックオンるEWAR__**。\\ +シグネチャサプレー。正式には「Signature Radius Suppressor(シグネチャ半径サプレー)」。その名の通り、**__自艦のシグネチャ半径くするEWAR__**。\\ 
-[[:ship:battleship|BS]]クラス専用装備で、Prototype Inferno Module((プロトタイプインフェルノモジュール。2012年4月のアップデート「Inferno」で追加されたMOD群。NPCからのドロップはなく、またBPOも存在せず、データサイトなどで手に入るBPCからのみ生産できる。\\ Micro Jump Drive、Reactive Armor Hardener、Ancillary Armor Repairer、Ancillary Shield Booster、Target Spectrum Breakerがそれであり、どれも通常のMODにはない変わった効果・性能を持っている。 ))の一つ。 +[[:ship:battleship|BS]]クラス専用装備で、Prototype Inferno Module((プロトタイプインフェルノモジュール。2012年4月のアップデート「Inferno」で追加されたMOD群。NPCからのドロップはなく、またBPOも存在せず、データサイトなどで手に入るBPCからのみ生産できる。\\ Micro Jump Drive、Reactive Armor Hardener、Ancillary Armor Repairer、Ancillary Shield Booster、Target Spectrum Breakerがそれであり、どれも通常のMODにはない変わった効果・性能を持っている。 ))の一つ。\\ 
- +元は「Target Spectrum Breaker(ターゲット周波数ブレーカー)」という名前で難解効果((起動すると自艦対すロックオンの一部外させるいう効果。対象は「自艦"を"ロックオンしている全ての船とドローン(自艦"が"、ではない)」で、敵味方を問わないうものだった。自に対する全てのロックオンがというのではなかたが、副作用として1サイクルごとに自艦からの」ロックオンがすべて外れるという効果もった。))を持つ防御的なEWARでしたが、2021年3月に名前と効果が変更されて現在に至ります。\\
-他のEWARに比べてかり性質が異なり、まず第一**当て対象自分で能動的に選ぶこができません**\\ +
-対象は「__自艦**"を"**ロックオンしている全ての船とドローン__((自艦"が"、ではない))」であり**敵味方を問いません**。攻撃目的でロックオンしてが、リモートリペア目的ろうが関係ありません。\\ +
-更に、「あらゆる形態の電子戦攻撃の影響を受けない」船であても、自艦をロックオンしているのであれば対象になります。\\ +
-、EWARでありながら、どのような場所・状況で使用しても[[:technic:security-and-flag#weapon_timer|Aggression]]が立たないと言う特性があります +
- +
-Target Breakerを起動すると、サイクルが1/4進むごとに__に対するロックオンが一定割合で解除さます__。\\ +
-その割合というのは「自分をロックオンしている船・ドローンの数」が多いほど高くなります。自艦に対するロックオンが数個ではロックオン解除がほとんど起きませんが、10個以上にると1サイクルでいくつ外れるようになります。\\ +
-[[http://wiki.eveuniversity.org/Target_Spectrum_Breaker|EVE Universityの検証]]によると、自艦に対するロックオンが30個を超え辺りで解除の割合最高になり、1サイクル当たりで全体の約30%のロックオンを解除するようになる模様。 +
- +
-なお、装備するだけで自艦のスキャン解像度が下がり、**起動するとサイクルが1周するごとに100%の確率で自艦"が"しているロックオンがすべて外れる**という副作用があります。+
  
-その性質上、有効に活用きるの大規模艦隊戦においてだけだとされます。特にアルファフリート((Artilleryをメイン火力とするフリート))相手で一撃でこちの船を1隻沈められるか沈められないかといったぎりぎりの場面なまく作用すると言われています。\\ +アクティブモジュールではありますが、起動していなくてもわずかながシグネチャ縮小効果が得られ、起動すば大き縮小効果が得す。その代わり起動時間は短、一度起動すると再度起動できるようになるまでに長クールタイムを要します。\\ 
-ただし、発動していると味方支援も受けにくるどころかまともに攻撃もできなくなる極め扱いが難いと思われ+性質としては[[:ship:frigate#Assault Frigates|AF]]/[[:ship:cruiser#Heavy Assault Cruisers|HAC]]専用装備Assault Damage Control、それのBS版のようなものと言えるでしょう。\\ 
 +艦隊戦おいて敵の集中攻撃を受け際に起動してリモートリペアを受けるまでの時間稼ぎをするモジュールと考え支えありせん
  
 +とはいえ、レジスタンスではなくシグネチャ半径を縮小するという性質から、小型艦からの攻撃に対する防御効果はほとんどありません。\\
 +同じBSクラス、あるいはDNやCVなどの主力艦からの攻撃に対してなら、ある程度のダメージ軽減効果を見込めます。
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  • 最終更新: 2022/12/04 17:38
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