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module:ewar [2018/10/11 12:28] – [Warp Disruption Field Generator] bartlett | module:ewar [2020/11/10 13:51] – 外部編集 127.0.0.1 | ||
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ミサイルに対しては全く効果がなく、ドローンがメイン火力の船にもほとんど効果が無いという欠点があり、汎用的に使いやすいEWARとはいえません。\\ | ミサイルに対しては全く効果がなく、ドローンがメイン火力の船にもほとんど効果が無いという欠点があり、汎用的に使いやすいEWARとはいえません。\\ | ||
- | しかし、効く相手には非常によく効くため、運用の仕方が問われるEWARです。 | + | とはいえ、PvP環境ではタレット艦の使用率が高い((そもそもタレット艦のほうが多い))ため、敵主力DPS艦を無力化するためにこれを準備しても無駄になることは少ないでしょう。\\ |
+ | 効く相手には非常によく効くため、運用の仕方が問われるEWARです。 | ||
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{{https:// | {{https:// | ||
Electronic Counter Measures(電子対抗手段)、略してECM。\\ | Electronic Counter Measures(電子対抗手段)、略してECM。\\ | ||
- | 現実にもECMという概念はありますが、EVEにおけるECMとは「**__命中すれば、対象の船がしているロックオンをすべて解除させ、20秒間一切ロックオンを出来なくする__**」というEWARです。「JAM(ジャム)」とも呼ばれます。\\ | + | 現実にもECMという概念はありますが、EVEにおけるECMとは「**__命中すれば、ECMを仕掛けている船以外に対するロックオンをすべて解除し、それ以外の船に対して20秒間一切ロックオンを出来なくする__**」というEWARです。「JAM(ジャム)」とも呼ばれます。\\ |
- | 事実上、当てた船の攻撃行動等を20秒間完全に封じるというものであり、極めて強力かつストレスを与えるEWARとなっています。\\ | + | 簡単に言うと「ECMを食らった船はECMを仕掛けている船にしか攻撃できなくなる」というものです。\\ |
- | しかし、「命中すれば」という部分が重要で、他のEWARとは異なり射程内であっても必ず効くというものではありません。 | + | EVEにおける様々な行動の起点となるロックオンの自由度を大きく阻害するもので、強力なEWARのひとつです。\\ |
+ | しかし、「命中すれば」という部分が重要で、他のEWARとは異なり射程内であっても必ず効くというものではありません。\\ | ||
EVEの艦船には全て「センサー属性」と「センサー強度」という物が設定されています。\\ | EVEの艦船には全て「センサー属性」と「センサー強度」という物が設定されています。\\ | ||
センサー属性は船の国籍により異なり、 | センサー属性は船の国籍により異なり、 | ||
^ 国籍 ^ 属性 ^ | ^ 国籍 ^ 属性 ^ | ||
- | | Amarr((Blood, | + | | Amarr((Blood, |
- | | Caldari((Guristas, | + | | Caldari((Guristas, |
- | | Gallente((Serpentis, | + | | Gallente((Serpentis, |
| Minmatar((Angelを含む)) | Ladar(光学) | | | Minmatar((Angelを含む)) | Ladar(光学) | | ||
の4属性が存在します。\\ | の4属性が存在します。\\ | ||
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また、重要な特性として「**__[[: | また、重要な特性として「**__[[: | ||
これが重要になるのが[[: | これが重要になるのが[[: | ||
- | それに対しECMドローンの場合、5機セットで使った時だけでなく、他の味方がECMドローンを使っていたとしても干渉しないため、常に効果が期待できます。このため、広く使用されるEWARドローンはECMドローンのみになっています。 | + | それに対しECMドローンの場合、5機セットで使った時だけでなく、他の味方がECMドローンを使っていたとしても干渉しないため、常に効果が期待できます。このため、広く使用されるEWARドローンはECMドローンのみになっています。\\ |
+ | なお、1隻の船に対して複数の船/ | ||
当たれば極めて強力なECMですが、弱点も幾つかあり、 | 当たれば極めて強力なECMですが、弱点も幾つかあり、 | ||
行 72: | 行 76: | ||
* 船本体の行動を封じることはできるが、付属しているドローンまで止められるわけではない。 | * 船本体の行動を封じることはできるが、付属しているドローンまで止められるわけではない。 | ||
* Sensor Booster/ | * Sensor Booster/ | ||
+ | * 1対1の状況ではほぼ役に立たない | ||
等が挙げられます。 | 等が挙げられます。 | ||
行 85: | 行 90: | ||
同時に使用できるECMバーストは1つだけなので、複数装備することに意味はありません。 | 同時に使用できるECMバーストは1つだけなので、複数装備することに意味はありません。 | ||
- | この性質上、ECM強度とECMバーストの射程へのボーナスを持ち防御力も高い[[: | + | この性質上、ECM強度とECMバーストの射程へのボーナスを持ち防御力も高い[[: |
行 200: | 行 205: | ||
これをWarp Core Stabilizerを用いて突破することはできません。また、これにはMWD/ | これをWarp Core Stabilizerを用いて突破することはできません。また、これにはMWD/ | ||
- | デメリットとして、__これを起動している間はリモートアシスト((リモートリペア、エネルギートランスファー、リモートセンサーブースト、リモートECCM、トラッキングリンクなどなど。\\ ただしフリートブーストは除く。))を一切受け付けなくなります。__\\ | + | デメリットとして、__これを起動している間はリモートアシスト((リモートリペア、エネルギートランスファー、リモートセンサーブースト、トラッキングリンクなどなど。\\ ただしフリートブーストは除く。))を一切受け付けなくなります。__\\ |
HIC自体は非常に固い船ですが、リモートリペアを受けずにずっと攻撃を耐え続けるということはできないため、リペアを受けるためにワープ妨害の展開を解除する必要が少なからず出てきます。 | HIC自体は非常に固い船ですが、リモートリペアを受けずにずっと攻撃を耐え続けるということはできないため、リペアを受けるためにワープ妨害の展開を解除する必要が少なからず出てきます。 | ||
行 247: | 行 252: | ||
他のEWARに比べてかなり性質が異なり、まず第一に**当てる対象を自分で能動的に選ぶことができません**。\\ | 他のEWARに比べてかなり性質が異なり、まず第一に**当てる対象を自分で能動的に選ぶことができません**。\\ | ||
対象は「__自艦**" | 対象は「__自艦**" | ||
- | 更に、「あらゆる形態の電子戦攻撃の影響を受けない」船であっても、自艦をロックオンしているのであれば対象になります。\\ | + | 更に、センサー強度などのEWAR耐性は全く影響せず、自艦をロックオンしているのであればすべて平等に対象になります。\\ |
また、EWARでありながら、どのような場所・状況で使用しても[[: | また、EWARでありながら、どのような場所・状況で使用しても[[: | ||
行 256: | 行 261: | ||
なお、装備するだけで自艦のスキャン解像度が下がり、**起動するとサイクルが1周するごとに100%の確率で自艦" | なお、装備するだけで自艦のスキャン解像度が下がり、**起動するとサイクルが1周するごとに100%の確率で自艦" | ||
- | その性質上、有効に活用できるのは大規模艦隊戦においてだけだとされます。特にアルファフリート((Artilleryをメイン火力とするフリート))が相手で、一撃でこちらの船を1隻沈められるか沈められないかといったぎりぎりの場面ならうまく作用すると言われています。\\ | + | その性質上、有効に活用できるのは大規模艦隊戦においてでしょう。ただし、発動していると味方の支援も受けにくくなるどころかまともに攻撃もできなくなるため、極めて扱いが難しいと思われます。\\ |
- | ただし、発動していると味方の支援も受けにくくなるどころかまともに攻撃もできなくなるため、極めて扱いが難しいと思われます。 | + | 有効な使用例としては、スマートボムを満載して敵ミサイルやドローンを焼き払う、いわゆるファイアウォールBSが自衛のために乗せる場合などが挙げられます。\\ |