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- | ====== Project Discovery ====== | ||
- | Project Discovery(プロジェクト・ディスカバリー)はEVE Onlineに付属しているミニゲームの1つです。これを攻略する事でISKが得られる他、限定アイテムと交換できるポイントなどが得られます。 | ||
- | また、このミニゲームは「現実での科学研究の進展に寄与する」という一面もあります。 | + | ====== 指向性スキャン ====== |
+ | 指向性スキャン(Directional Scan、D-スキャンとも)は、カプセラが利用できる索敵手段の一つです。 | ||
- | ===== 概要 ===== | + | 自艦を中心に、最大で14.4AUの範囲にある船、ドローン、建造物、残骸等の存在を瞬時に知ることができます。 |
- | Project Discoveryは基本的に画像を判別する問題が出題されます。この問題には「正解不正解がはっきりしている問題」と「正解が確定していない問題」の2種類があります。\\ | + | |
- | プレイヤーは、問題を1問処理するたびに報酬を得られます。報酬の額は、直近に出題された問題に対してどれだけの正解率を得ているかによって増減します。もちろん正解率が良い方がより多い報酬を得られます。 | + | |
- | 問題の解き方についてはしっかりとしたチュートリアルが用意されているので、それを参考にしてください。\\ | + | また、「指向性」の名の通り、角度を絞り、スキャンの範囲を円錐状にすることもできます。 |
- | チュートリアルをやっても「こんなの解けねえよ」という問題に遭遇することはままあります。 | + | |
- | ---- | + | 指向性スキャンでは、その範囲にある目標の種類と名前を確認できます。\\ |
+ | オングリッドの目標と天体やストラクチャについては距離も表示されます。 | ||
- | ===== Exoplanets ===== | + | 指向性スキャンはあくまでも「存在を検知する」のみで、検知した目標に対してワープしたりなどはできません((ただしストラクチャに関しては例外で、指向性スキャンの検知一覧から直接ワープ等が選択できる。))。その目標へワープしたい場合は、コンバットプローブを使用してその位置を特定する必要があります。\\ |
- | Project Discovery第二弾は、ジュネーブ大学との共同研究プロジェクト、「Exoplanets(系外惑星探査)」です。\\ | + | しかし、指向性スキャンはプローブとは違い、どのような船でも、どのようなFitをしていても常に利用できるという大きなメリットを持ちます。 |
- | これは、2006年12月に欧州宇宙機関が打ち上げ、2012年11月まで活動していた宇宙望遠鏡「CoRoT」が収集したデータから、太陽系以外に存在する未知の惑星を発見しようというものです。 | + | |
- | CoRoTが収集したデータは16万7000枚にも及びます。しかしこれは画像ではなく、ある恒星の明るさを連続的に観測したものです。\\ | + | ===== 操作 ===== |
- | 恒星のCoRoT側の部分を惑星が通過するとき、恒星からCoRoTに届く光の一部が遮られるので、平常時よりごく僅かに暗くなります。惑星は一定の周期で恒星とCoRoTの間を通過するので、この光量の減少も周期的に発生します。この周期的な変化を人間の目で見つけることが、プレイヤーの役割になります。 | + | |
- | ジュネーブ大学のミシェル・マイヨール教授(ゲーム内にも登場する)は、太陽系外惑星を初めて発見した天文学者であり、彼のチームはCoRoTのデータから約30個の系外惑星を発見しており、まだ12個ほどの系外惑星が発見できるとしています。 | + | ==== スキャン範囲の設定 ==== |
+ | スキャン範囲はソーラーシステムマップ上に表示できます。プローブスキャンの範囲も同時に表示させることができます。\\ | ||
- | ---- | + | このとき、画面上でカメラの向いている方向がスキャンの軸になります。オーバービュー等から対象を選択し「Track(トラッキングカメラ)」を選択すると自動的にその方向にカメラが向くので活用しましょう。\\ |
- | ===== Human Protein Atlas ===== | + | ==== 使用オーバービューの選択 |
- | Project Discovery第一弾は、Human Protein Atlas(HPA: | + | 指向性スキャンに映る目標は、オーバービューでフィルタすることができます。 |
- | これはデータベースにあるヒト細胞画像内で着色されているタンパク質成分等がどの系統に属しているのかを判別する問題で、2016年3月から2017年6月まで行われていました。 | + | |
- | 第一弾での報酬は、ISKの他、限定アパレルや[[: | + | 通常、現在使用しているオーバービューの設定がそのまま適用されます。ただし、適用されるのはタイプのフィルタのみで、状態フィルタは適用されません。つまり、指向性スキャンでは敵味方の区別がされません。 |
- | このプロジェクトにより、新しい細胞質分類である「Rods and Rings」の存在を確定させるなど、[[http:// | + | 使用しているオーバービュー設定とは別に、保存されている設定を適用することもできます。指向性スキャン専用のオーバービュー設定をあらかじめ作っておくと便利でしょう。 |
- | ---- | + | ===== 指向性スキャンの活用 ===== |
+ | 指向性スキャンは主に以下のような使われ方をします。 | ||
- | ====== Citizen Science ====== | + | ==== 全周警戒 |
- | Project DiscoveryはCCPと外部研究機関(レイキャビク大学及び「Massivly Multiplayer Online Science」(MMOS)等)の共同企画によるものです。 | + | スキャンレンジを最大、角度を360度にしてスキャンすれば、周囲にある目標を全て探知できます。狭いソーラーシステムであれば、その全域をカバーすることもあります。\\ |
+ | これが最も活用されるのはWHです。ローカルチャンネルがなく誰がシステム内にいるのかわからないWHにおいては、指向性スキャンが最も頼りになる索敵手段となります。((コンバットプローブも指向性スキャンに検知される。展開中のコンバットプローブを検知されれば「誰かがシステム内にいる」ということが住民あるいは第三者に暴露してしまうため、必要でない限り展開は避けたい。))\\ | ||
+ | ストラクチャが映れば、そのシステムには住民がいることを示します。艦船が映れば、それは活動中のカプセラがいることを高い確率で示します。ドローンや残骸が映れば決定的と言ってもいいでしょう。 | ||
- | Project Discoveryで提示される判別問題は、少し訓練を積んだ人間であればある程度簡単にできますが、これを機械で行うことは現在ではまだ技術的に難しく、従来は主に研究者自身がこれらを判別していました。とはいえやはり少人数の人の手では処理できる数に自ずと限界があり、そのために研究の速度がなかなか上がらないという問題を抱えていました。 | + | NullやLowではローカルに誰がいるかを常に確認できるとはいえ、もちろん指向性スキャンによる索敵は重要です。 |
- | インターネットの発達によって、一般市民が積極的に研究に参加するという運動が盛り上がるようになりました。これは一般に「Citizen Science(シチズンサイエンス)」と呼ばれます。\\ | + | ==== 位置の局限 ==== |
- | そこで注目されたのがゲーマーで、Project Discovery以前にも「Foldit」というゲームによって「科学者が10年かけても解けなかったタンパク質構造予測問題を、ゲーマー達が3週間で解いた」という出来事がありました。\\ | + | スキャンレンジや角度を変えてスキャンすることで、目標のいる範囲をある程度絞り込むことができます。 |
- | Project Discoveryもその例のように成功している例の1つです。 | + | |
+ | 最もポピュラーな方法は、角度を5度まで絞り、アノマリや惑星などの「目標が居そうな場所」の方向にスキャンを掛けるというものです。\\ | ||
+ | 例えば、アノマリの方向をスキャンして目標が映ったならば、そのアノマリに目標がいるのはほぼ確実です。 | ||
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+ | アノマリや惑星方向のスキャンには映らないが全周警戒スキャンには目標が映る、といった場合には、ミッションサイトやエスカレーションサイト等にいることが予想されます。\\ | ||
+ | そのような場合にはコンバットプローブを用いなければその目標には近づけませんが、あらかじめ指向性スキャンで位置を絞っておけば、コンバットプローブによる特定に掛かる工数を減らし、素早く特定することができます。 | ||
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+ | また、ローミングフリートでNullのPvEの活発なエリアを強襲するなどといったときには、角度を絞らずにレンジだけを変化させながら数回スキャンし、「○AUから○AUの範囲に目標がいる」ということだけを手早く把握する、という使われ方をします。これによって判明した目標のいる距離を、オンボードスキャナーのアノマリリストと照らし合わせて、その範囲内にあるアノマリに突撃するといった具合です。\\ | ||
+ | Nullのように敵味方がはっきりしていてローカル一覧も見れるような環境では、WHと違ってのんびり索敵する暇はありません。モタモタしていると敵に逃げられます。指向性スキャンの持つ迅速性は、このような状況で活きてきます。 | ||
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+ | ==== 近接警戒 ==== | ||
+ | スキャンレンジを最小まで絞っても、デッドスペース((アクセラレーションゲートを持つミッションエリア))程度であれば十分にその全域をカバーできます。角度360度、レンジ最小でスキャンし続けることで、そのエリアに近付こうとする船があるかどうかを察知できます。\\ | ||
+ | 一番よく用いられるのは、ローセクのFWサイトの内側から、敵艦船がゲートを経由して進入してくるのを察知する状況においてでしょう。 | ||
~~DISCUSSION~~ | ~~DISCUSSION~~ |