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draft2 [2017/01/12 13:07] – [穴潰し] bartlett | draft2 [2020/11/10 13:51] (現在) – 外部編集 127.0.0.1 | ||
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- | ====== WHの暮らし方 ====== | ||
- | コープでCitadel等を設置し入植しての活動を前提として記述します。 | ||
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- | ===== シグネチャ管理 | + | ====== 指向性スキャン ====== |
- | 自分が活動しているWH(住んでいるか否かに関わらず)に発生しているシグネチャは常に把握しておくようにしましょう。どのIDが何のサイトであるかがわかれば、新たに発生したシグネチャがどれなのかをすぐに把握できます。\\ | + | 指向性スキャン(Directional Scan、D-スキャンとも)は、カプセラが利用できる索敵手段の一つです。 |
- | シグネチャの位置を特定したらコープのブックマークに保存しましょう。もちろん、ブックマークの名前にシグネチャIDを添えなければ意味がありません。\\ | + | |
- | できれば、「コープブックマークに登録する際にどのように名前を書くか」はコープで決めておくと良いでしょう。 | + | |
- | ---- | + | 自艦を中心に、最大で14.4AUの範囲にある船、ドローン、建造物、残骸等の存在を瞬時に知ることができます。 |
- | ===== 穴管理 ===== | + | また、「指向性」の名の通り、角度を絞り、スキャンの範囲を円錐状にすることもできます。 |
- | WHのシグネチャも、他のシグネチャと同様にブックマークで管理したほうが良いです。\\ | + | |
- | ただし、「プロービングで特定したWHのシグネチャの位置」と「ゲートとして機能する実際のWHの位置」では数千メートルの誤差があるため、プロービングで特定した位置をブックマーク登録してもスムーズな移動には使えません。そのため、WHのブックマークを取るのであれば一度WHの位置までワープし、WHそのものの位置をブックマーク登録することが推奨されます。\\ | + | |
- | また、WHには表と裏があるわけですが、どのブックマークとどのブックマークが表と裏で対応しているのかがわかるように登録しましょう。\\ | + | |
- | そのWHが固定穴か突発穴かがわかるようにしておくことも大切です。固定穴ならば消失した後にすぐ新たな穴が発生しますが、突発穴なら消えればそれまでです。 | + | |
- | 逆に、WHが発生してから誰かがWHにワープしない限り裏穴が発生しない((正確には、誰かがWHへワープした時点で裏穴は発生しているが、不可視の状態となっている。寿命のカウントダウンはこのタイミングで始まる。誰かがWHを通過するか、WHの寿命が15時間以下になるまでは、裏穴の不可視状態が維持される。))ため、ワープを制限していればそのWHを経由しての外からの進入を完全に防ぐことができます。\\ | + | 指向性スキャンでは、その範囲にある目標の種類と名前を確認できます。\\ |
- | つまり、 | + | オングリッドの目標と天体やストラクチャについては距離も表示されます。 |
- | * 固定穴以外のWHが発生していない。 | + | |
- | * 固定穴の消失を実際に確認し、新たな固定穴の発生を確認している。 | + | |
- | * 誰も新たな固定穴を特定していない、あるいは誰も固定穴に向かってワープしていない。 | + | |
- | * 自分の味方以外のプレイヤーがWH内に最初からいなかった。 | + | |
- | という条件が満たされているのであれば、新たなWHが発生するまでの間はそのWH内の安全が確保されるといえます。\\ | + | |
- | 積極的にこの安全策を取るのであれば、WHのブックマークはシグネチャ位置で取らなければならず、またその保管には多少の工夫が必要になります。ブックマークの名前にワープ禁止を明記したり、あるいはアイテム化してコープBMフォルダから取り出しコープハンガー等で管理する、などといった手法があります。 | + | |
- | ==== 穴潰し ==== | + | 指向性スキャンはあくまでも「存在を検知する」のみで、検知した目標に対してワープしたりなどはできません((ただしストラクチャに関しては例外で、指向性スキャンの検知一覧から直接ワープ等が選択できる。))。その目標へワープしたい場合は、コンバットプローブを使用してその位置を特定する必要があります。\\ |
- | WHに大質量の艦船を行き来させ意図的にWHを消失させることを、一般的に「穴潰し」と呼びます。\\ | + | しかし、指向性スキャンはプローブとは違い、どのような船でも、どのようなFitをしていても常に利用できるという大きなメリットを持ちます。 |
- | 上記の穴管理の一貫として、あるいは新たな接続先を開くことを目的として行われます。 | + | |
- | 詳細なノウハウはここでは省きますが、概ねポイントは以下の通り。 | + | ===== 操作 ===== |
- | * 自勢力の制圧下にある状態でないと実行は難しい。 | + | |
- | * 敵味方不明艦船が行き来していたら失敗の可能性が高くなる。 | + | |
- | * 行き来している艦船は、極性タイマー((同一のWHを同一キャラクターが5分以内に2回通過すると表示されるタイマー。これが出ているWHを通過することはできない。\\ つまり、同一WHを5分以内に3回通過することはできない。))の関係もあり襲撃に対して非常に脆弱になる。 | + | |
- | * 穴の通過可能上限ギリギリの質量を持つ船を用意しておくと捗る。 | + | |
- | * C1WHのHigh固定穴N110なら[[: | + | |
- | * C2WHのHigh固定穴B274などであれば[[: | + | |
- | * BSでもある程度の代用は効くが手間がかかる。 | + | |
- | * 通過質量を記録・計算し、消失条件の誤差を把握する。 | + | |
- | * 1次縮小・2次縮小時の質量から、消失条件の総質量の最大値と最小値を算出できる。 | + | |
- | * 縮小のタイミングで小さい船を通していれば、最大値と最小値の差が小さく収まる。 | + | |
- | * 把握していない通過艦(主に敵性)がいるとこの計算が狂うので、穴潰しに失敗する可能性が出てくる。 | + | |
- | * 具体的には、意図しない消失で船がWHから締め出されたり、逆に狙ったところで消失させられないといったことが起こる。 | + | |
- | * 最後の通過時に、ありうる消失総質量の最大値も最小値もどちらも超えるようにすればよい。 | + | |
- | * AB/ | + | |
- | * 質量上限ギリギリの船があれば楽というのはこのため。誤差計算がアバウトでもなんとかなったりする。 | + | |
- | ---- | + | ==== スキャン範囲の設定 ==== |
+ | スキャン範囲はソーラーシステムマップ上に表示できます。プローブスキャンの範囲も同時に表示させることができます。\\ | ||
- | ===== 監視 ===== | + | このとき、画面上でカメラの向いている方向がスキャンの軸になります。オーバービュー等から対象を選択し「Track(トラッキングカメラ)」を選択すると自動的にその方向にカメラが向くので活用しましょう。\\ |
- | WHはLowなどとは違いローカルリストが役に立たないため、敵の接近を知ることが容易ではなく、またその規模を知ることも困難です。\\ | + | |
- | そのため、WHの活動に際しては常に自前の警戒態勢を確立し、敵を察知したらまずは身を隠すことが基本となります。\\ | + | |
- | 対処は敵の所属及び活動規模を知ってから考えましょう。 | + | |
- | ===== 穴監視 ===== | + | ==== 使用オーバービューの選択 |
- | 穴潰しをせずにWH内で活動する場合、そこに発生しているWHを全て監視しておくことが推奨されます。\\ | + | 指向性スキャンに映る目標は、オーバービューでフィルタすることができます。 |
- | 監視に用いる船はクロークできる船ならなんでもいいですが、可能であればもちろんCovertOpsCloakが望ましいです。\\ | + | |
- | 監視の際はWHからある程度離れた地点でクロークし、WHを「見る」コマンドで見ながらカメラを寄せ、環境音が聞こえる状態にしておくと良いです。そうすると誰かがWHを通過した際に発生した音が聞こえるので、他の画面を見ていたりしていても進入に気づくことができます。\\ | + | |
- | 侵入者を発見した際は速やかにそのキャラ名をチャットなどに貼りましょう。キルボード等でそのキャラ及び所属コープの活動を確認できれば、その侵入者の危険度がある程度把握できます。 | + | |
- | ===== 指向性スキャン ===== | + | 通常、現在使用しているオーバービューの設定がそのまま適用されます。ただし、適用されるのはタイプのフィルタのみで、状態フィルタは適用されません。つまり、指向性スキャンでは敵味方の区別がされません。 |
- | WH内では常に指向性スキャンを最大レンジ・360度で回し続け、敵味方不明の船がいないか注意しましょう。\\ | + | |
- | WHの侵入者はWHから入ってくるとは限りません。スキャンレンジ外から現れたり、あるいはWH内でログアウトしていた可能性もあります。\\ | + | |
- | 指向性スキャンには艦種と船名が映るため、WHで活動するコープはひと目で味方が識別できるように名前に何らかの規則性を持たせておくことが一般的です。 | + | |
- | ===== ID監視 | + | 使用しているオーバービュー設定とは別に、保存されている設定を適用することもできます。指向性スキャン専用のオーバービュー設定をあらかじめ作っておくと便利でしょう。 |
- | コンバットプローブを展開して最大レンジでスキャンを掛け、映った目標のIDを全て「無視」し、その後定期的にスキャンを掛けます。\\ | + | |
- | 新たな侵入者がいたときには新たなIDが発生するため、これを察知できます。指向性スキャンよりも広い範囲を索敵でき、指向性スキャンには映らない[[: | + | ===== 指向性スキャンの活用 |
- | また、プローブを位置を工夫しないと敵にモロバレになります。 | + | 指向性スキャンは主に以下のような使われ方をします。 |
+ | |||
+ | ==== 全周警戒 ==== | ||
+ | スキャンレンジを最大、角度を360度にしてスキャンすれば、周囲にある目標を全て探知できます。狭いソーラーシステムであれば、その全域をカバーすることもあります。\\ | ||
+ | これが最も活用されるのはWHです。ローカルチャンネルがなく誰がシステム内にいるのかわからないWHにおいては、指向性スキャンが最も頼りになる索敵手段となります。((コンバットプローブも指向性スキャンに検知される。展開中のコンバットプローブを検知されれば「誰かがシステム内にいる」ということが住民あるいは第三者に暴露してしまうため、必要でない限り展開は避けたい。))\\ | ||
+ | ストラクチャが映れば、そのシステムには住民がいることを示します。艦船が映れば、それは活動中のカプセラがいることを高い確率で示します。ドローンや残骸が映れば決定的と言ってもいいでしょう。 | ||
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+ | NullやLowではローカルに誰がいるかを常に確認できるとはいえ、もちろん指向性スキャンによる索敵は重要です。 | ||
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+ | ==== 位置の局限 ==== | ||
+ | スキャンレンジや角度を変えてスキャンすることで、目標のいる範囲をある程度絞り込むことができます。 | ||
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+ | 最もポピュラーな方法は、角度を5度まで絞り、アノマリや惑星などの「目標が居そうな場所」の方向にスキャンを掛けるというものです。\\ | ||
+ | 例えば、アノマリの方向をスキャンして目標が映ったならば、そのアノマリに目標がいるのはほぼ確実です。 | ||
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+ | アノマリや惑星方向のスキャンには映らないが全周警戒スキャンには目標が映る、といった場合には、ミッションサイトやエスカレーションサイト等にいることが予想されます。\\ | ||
+ | そのような場合にはコンバットプローブを用いなければその目標には近づけませんが、あらかじめ指向性スキャンで位置を絞っておけば、コンバットプローブによる特定に掛かる工数を減らし、素早く特定することができます。 | ||
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+ | また、ローミングフリートでNullのPvEの活発なエリアを強襲するなどといったときには、角度を絞らずにレンジだけを変化させながら数回スキャンし、「○AUから○AUの範囲に目標がいる」ということだけを手早く把握する、という使われ方をします。これによって判明した目標のいる距離を、オンボードスキャナーのアノマリリストと照らし合わせて、その範囲内にあるアノマリに突撃するといった具合です。\\ | ||
+ | Nullのように敵味方がはっきりしていてローカル一覧も見れるような環境では、WHと違ってのんびり索敵する暇はありません。モタモタしていると敵に逃げられます。指向性スキャンの持つ迅速性は、このような状況で活きてきます。 | ||
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+ | ==== 近接警戒 ==== | ||
+ | スキャンレンジを最小まで絞っても、デッドスペース((アクセラレーションゲートを持つミッションエリア))程度であれば十分にその全域をカバーできます。角度360度、レンジ最小でスキャンし続けることで、そのエリアに近付こうとする船があるかどうかを察知できます。\\ | ||
+ | 一番よく用いられるのは、ローセクのFWサイトの内側から、敵艦船がゲートを経由して進入してくるのを察知する状況においてでしょう。 | ||
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+ | ~~DISCUSSION~~ |