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backstory:guristas-pirates [2017/09/17 03:32] – 作成 bartlett | backstory:guristas-pirates [2017/09/17 04:43] – Walter Islands | ||
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- | ガリスタス海賊団は、目的が一致するなら誰と手を組むことをも厭わない。 | + | ガリスタス海賊団は目的が一致するなら誰と手を組むことをも厭わない。 |
- | 彼らがレイブン級戦艦のブループリントを盗み出し、オトロ・ガリウシがイシュコネ社CEOに就任した事件が最も有名だろう。 | + | 彼らがレイブン級戦艦のブループリントを手に入れ、オトロ・ガリウシがイシュコネ社CEOに就任した事件が最も有名だろう。 |
だが、この件の大部分は今日も明らかになっていない。 | だが、この件の大部分は今日も明らかになっていない。 | ||
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- | オトロ・ガリウシの父、ヴィラモは、イシュコネ社を解雇されてからガリスタス海賊団相手に薬を扱い始めた。 | + | オトロ・ガリウシの父、ヴィラモは、イシュコネ社を解雇されてからガリスタス海賊団の下で薬を扱い始めた。 |
彼は上司が望む内容ではなく事実を述べたため、職を失うことになった。 | 彼は上司が望む内容ではなく事実を述べたため、職を失うことになった。 | ||
妻を事故で亡くし、娘と離別した彼にとって、唯一の望みは息子オトロと良い生活を築いていくことだけだった。 | 妻を事故で亡くし、娘と離別した彼にとって、唯一の望みは息子オトロと良い生活を築いていくことだけだった。 | ||
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- | オトロはガリスタス海賊団の影響を受けて育ったが、その心は復讐に取り憑かれていた。そのため、彼は海賊団の幹部ベインと対立することになった。 | + | オトロはガリスタス海賊団の影響を受けて育ったが、心は復讐に燃え、海賊団とは一定の距離を置いていた。そのため、彼は海賊団の幹部ベインと対立することになった。 |
ベインは汚職まみれのイシュコネ社CEOレス・アッキレンと取引しており、アッキレンが競合他社の情報を提供する代わりに、海賊団はアッキレンの失敗を処理していた。 | ベインは汚職まみれのイシュコネ社CEOレス・アッキレンと取引しており、アッキレンが競合他社の情報を提供する代わりに、海賊団はアッキレンの失敗を処理していた。 | ||
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行 98: | 行 98: | ||
オトロは長年離れ離れになっていた姉ミラと再会し、ガブリエルという協力者も得た。 | オトロは長年離れ離れになっていた姉ミラと再会し、ガブリエルという協力者も得た。 | ||
ミラは高級娼婦としてイシュコネ社の内情を探り、彼らは最高財務責任者ラリラシ・オキモに狙いを定めた。 | ミラは高級娼婦としてイシュコネ社の内情を探り、彼らは最高財務責任者ラリラシ・オキモに狙いを定めた。 | ||
- | オキモは社内の地位を向上させるため、アッキレンも知らないレイブン開発計画に資金を投じていた。 | + | オキモは社内における地位を守るため、アッキレンも知らないレイブン開発計画に資金を投じていた。 |
ミラは配下の娼婦にオキモの弱点を握らせると、自分達に協力するよう脅してやった。 | ミラは配下の娼婦にオキモの弱点を握らせると、自分達に協力するよう脅してやった。 | ||
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- | オキモが取締役会でレイブンの存在を明らかにすると、レイブンはガリスタス海賊団の餌食となった。 | + | オキモは代表取締委員会に対してレイブンの存在を明らかにし、レイブンはガリスタス海賊団との戦いに送りこまれた。 |
- | 「破滅屋」ライタネンにベインからの攻撃を止めさせるための説得材料になったのである。ライタネンはベインよりもレイブンのブループリントを選んだ。 | + | オトロがこの船を交換条件にベインの攻撃を止めさせるよう交渉すると、「破滅屋」ライタネンはベインよりもレイブンのブループリントを選んだ。 |
- | アッキレンの汚職の証拠は取締役会に提出され、オトロ・ガリウシがイシュコネ社の新CEO、ミラ(偽名キナシ・ヘピメキ)が最高財務責任者に就任した。 | + | その後、アッキレンの汚職の証拠は委員会に提出され、オトロ・ガリウシがイシュコネ社の新CEO、ミラ(偽名キナシ・ヘピメキ)が最高財務責任者に就任した。 |
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行 123: | 行 123: | ||
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ガリスタス海賊団はクリレラ計画にも関与している。 | ガリスタス海賊団はクリレラ計画にも関与している。 | ||
- | 彼らはウィルコミ社に勤めるカルダリ人研究者をスパイとして抱えていた。研究者の名前はアリコといった。 | + | 彼らはウィルコミ社に勤めるカルダリ人研究者をスパイに仕立て上げることに成功した。研究者の名前はアリコといった。 |
- | ライタネンがアリコに計画への工作活動を指示すると、オトロ・ガリウシもイシュコネ社を動かしてそれを支援した。 | + | アリコがライタネンから指示を受け、ガレンテ元老院が派遣した目付役のメディラに毒を盛ると、オトロ・ガリウシもブループリントや機器を持ち出してプロジェクトを失敗させようとした。 |
結果、ガレンテ元老院とカルダリ企業は計画の失敗を恐れて資金を回収し、無防備な研究員だけが残されることになった。 | 結果、ガレンテ元老院とカルダリ企業は計画の失敗を恐れて資金を回収し、無防備な研究員だけが残されることになった。 | ||
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行 136: | 行 136: | ||
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ライタネン率いるガリスタス艦隊の出番だ。 | ライタネン率いるガリスタス艦隊の出番だ。 | ||
- | カプセラの攻撃で一時撤退に追いこまれたものの、標的ステーションには酷い被害を与えた。 | + | カプセラの攻撃で一時撤退に追いこまれたものの、クリレラ研究所には酷い被害を与えた。 |
- | アリコの手引きでステーションに侵入した「兎」コサカミはタロミ・ウマイレン、エンリク・トゥボルという2名の大物研究者を誘拐し、身代金を得るための交渉材料とした。 | + | アリコの手引きでステーションに侵入した「兎」コサカミはタロミ・ウマイレン、ヘンリック・トゥボルという2名の大物研究者を誘拐し、身代金を得るための交渉材料とした。 |
だが、この事件の代償は大きかった。 | だが、この事件の代償は大きかった。 | ||
撤退中にライタネンが殺害され、クローンで復活を遂げたものの、それが低品質だったために記憶喪失と運動機能の低下を招いたのである。 | 撤退中にライタネンが殺害され、クローンで復活を遂げたものの、それが低品質だったために記憶喪失と運動機能の低下を招いたのである。 | ||
行 151: | 行 151: | ||
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この失敗を受けて、海賊団はマズい仕事をさっさと片付けてしまおうとした。 | この失敗を受けて、海賊団はマズい仕事をさっさと片付けてしまおうとした。 | ||
- | 人質は最も高い値を提示したアリッツィオ・コル・アゾールに売り飛ばされた。フォーリタン大統領指示の下にガレンテ連邦は人質を奪還しようとしたが、彼らは不運にも身分証明を盗まれてしまい、奴隷運搬船に送り込まれた。彼らは最終的に奴隷植民地での労働で命を落とした。 | + | 人質は最も高い値段を提示したアリッツィオ・コルアゾールに売り飛ばされた。ガレンテ連邦はフォーリタン大統領指示のもと人質を奪還しようとしたが、2人は不運にも身分証明を盗まれてしまい、奴隷運搬船に送り込まれた。彼らは最終的に奴隷植民地での労働で命を落とした。 |
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行 205: | 行 205: | ||
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ガリスタス海賊団に誘拐されたヴァルシュトゥックセット研究所の科学者がインターナル・セキュリティに遭難信号を発信。 | ガリスタス海賊団に誘拐されたヴァルシュトゥックセット研究所の科学者がインターナル・セキュリティに遭難信号を発信。 | ||
- | 科学者はプロトタイプ遮蔽技術の開発に携わっていた。残念ながら遮蔽装置は回収できなかったが、重傷者の救出には成功した。 | + | 科学者はプロトタイプ遮蔽技術の開発に携わっていた。残念ながら遮蔽装置は回収できなかったが、重傷の研究者を救出することには成功した。 |
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行 219: | 行 219: | ||
カルダリ連合が自国のインフラを守るため見て見ぬふりを選んだ可能性がある。 | カルダリ連合が自国のインフラを守るため見て見ぬふりを選んだ可能性がある。 | ||
- | ガリスタス海賊団は本年のアライアンス・トーナメントへ参加申請したが、受理されなかった。 | + | ガリスタス海賊団は本年のアライアンストーナメントへ参加申請したが、受理されなかった。 |
海賊団はアライアンスではないし、カプセラ組織でもない、おまけに参加申請が遅すぎるというのが公式な却下理由である。 | 海賊団はアライアンスではないし、カプセラ組織でもない、おまけに参加申請が遅すぎるというのが公式な却下理由である。 | ||
だが、海賊団はカルダリ商業組合が嫌がったのだろうと結論づけた。 | だが、海賊団はカルダリ商業組合が嫌がったのだろうと結論づけた。 | ||
行 273: | 行 273: | ||
<WRAP half column> | <WRAP half column> | ||
他の海賊勢力となると、サンシャ国から、次いでブラッドレイダー盟約から好まれている。これは相互的なもので、ガリスタスもブラッドレイダーよりサンシャ国を高く評価している。 | 他の海賊勢力となると、サンシャ国から、次いでブラッドレイダー盟約から好まれている。これは相互的なもので、ガリスタスもブラッドレイダーよりサンシャ国を高く評価している。 | ||
- | ただ、その理由が一般に明らかになったことはなく、これらと直接の協力についても知られていません。エンジェルカルテルとサーペンティス社の協力関係とは違い、むしろ共通の敵を持つことによるものと思われ、これらでもう一方の「海賊ブロック」を形成している。 | + | ただ、そのような関係にあるにもかかわらず、ガリスタスがこれらの組織と公式に直接協力した例は確認されていない。エンジェルカルテルとサーペンティス社の協力関係とは違い、むしろ共通の敵を持つことによるものと思われ、これらでもう一方の「海賊ブロック」を形成している。 |
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行 317: | 行 317: | ||
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- | ジョビ帝国とOREは相互に中立的姿勢を維持している。何かしら理由があるのかもしれないし、ないのかもしれない。 | + | ジョヴ帝国とOREは相互に中立的姿勢を維持している。何かしら理由があるのかもしれないし、ないのかもしれない。 |
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行 331: | 行 331: | ||
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カルダリ連合の国境地帯には、ガリスタス海賊団の根城が何百と隠されている。 | カルダリ連合の国境地帯には、ガリスタス海賊団の根城が何百と隠されている。 | ||
- | これらのおかげで本拠地ベナルを遠く離れ、低セキュリティ地域で存在感を維持し、高セキュリティ地域で暴れまわることができるのだ。 | + | これらのおかげで本拠地ベナルを遠く離れ、ローセキュリティ宙域で存在感を維持し、ハイセキュリティ宙域で暴れまわることができるのだ。 |
海賊団の活動はデクレイン、トリビュート、テナル、ブランチ、ベール・オブ・ザ・サイレントでも確認されている。 | 海賊団の活動はデクレイン、トリビュート、テナル、ブランチ、ベール・オブ・ザ・サイレントでも確認されている。 | ||
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行 355: | 行 355: | ||
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崩壊しつつあったり、保護の不十分な施設はガリスタス海賊団によって乗っ取られることがある。 | 崩壊しつつあったり、保護の不十分な施設はガリスタス海賊団によって乗っ取られることがある。 | ||
- | テナルの09-4XW群におけるガス雲採取事業や、ライダイ社が放棄したイシー星系のR55植民地跡は有名な例だ。 | + | テナルの09-4XWコンステレーションにおけるガス雲採取事業や、ライダイ社が放棄したイシー星系のR55植民地跡は有名な例だ。 |
- | 最近では、闇市場取引と高速暗号技術研究を管理する他の海賊勢力の秘密研究施設を占拠したりもしている。 | + | 最近では、闇市場取引と技術研究を兼ねた他の海賊勢力の秘密研究施設を占拠したりもしている。 |
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行 370: | 行 370: | ||
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ガリスタス海賊団はカルダリ連合の闇市場で大きな力を誇っている。 | ガリスタス海賊団はカルダリ連合の闇市場で大きな力を誇っている。 | ||
- | 大企業向けに競合他社の製品を密輸したり、カルダリ企業の受領証を用いた違法換金は彼らの十八番だ。 | + | 大企業向けに競合他社の製品を密輸したり、カルダリ企業の企業手票を用いた違法換金は彼らの十八番だ。 |
偽造作業はお手の物、金次第であらゆるものを調達してくる。 | 偽造作業はお手の物、金次第であらゆるものを調達してくる。 | ||
安定した利益を生み出し、海賊団の資金源となるのなら、彼らは違法火器から人身売買まで何でもやるはずだ。 | 安定した利益を生み出し、海賊団の資金源となるのなら、彼らは違法火器から人身売買まで何でもやるはずだ。 |