2020年3月アップデートで実行不可能になったため隔離

信用取引詐欺

上の最低取引量詐欺の発展形。トレードスキル「信用取引(Margin Trading)」を利用します。
バグに片足突っ込んでいるような手口ですが、一応1)公式からは仕様と認められている手口です。
また、手口を知らないと引っかかる詐欺の筆頭でもあります。

そもそも、EVEのマーケットにおいて買い注文を発行した時、その買い取り総額と同額のISKをNPCに預けることになります。そして実際にアイテムを買い取った時に、その預けたISKから支払いがされます。これにより、通常自分が所持しているISK総額以上の買い注文を発行することはできません。
スキル「信用取引」を習得していると、買い注文発行時にNPCに預けるISKの金額を軽減することができます。軽減した分のISKは、買取時に直接買い手に支払うことになります。
もし買取時にこの後払い分のISKを持っていなかった場合、買い取りは成立せず買い注文も消失します

つまりどういうことかというと、「アイテムを最低取引量以上に持っていても、買い注文への売却ができない場合がある」ということです。

以下、具体例。
契約内容
このような契約がローカルに流れていました。
注文の様子
このアイテムを1000個売れば約1.3B。800Mで買っても利益が出そうです。ですが、これは高確率で信用取引詐欺が仕掛けられています。

信用取引詐欺の判断に使えるポイントは2つ。
一つは、上記の買い取り注文に最低取引量が設定されています。これは、市場からではなく契約からアイテムを買わなければ、この買い注文に対して売却できないようにしているのだと考えられます。
過去の取引履歴
もう一つが、過去の取引履歴です。
現状の売却価格が、過去の取引額水準に比べ異常に高くなっていることです。これは、低価格の売却注文を買い占めて価格相場を誤認させると同時に、商材として数を確保しているためだと考えられます。
この価格水準操作は、上記の最低取引量詐欺でも行われることが多いです。

1)
今後の仕様変更で使えなくなる可能性はある