IDSやBSなど機動性が低くワープインするまでが遅い艦を、素早くワープインさせるテクニック。
MWDを装備できないフレイター/JFでは使えないが、それ以外の艦では非常に有効な移動補助手段になる。
狭義には、クロークを用いた応用テクニックの方を指す。
「MWDトリック」の名前の通り、MWDを装備しておくことが前提。
ワープが始まるための条件は、
この2つ。
静止状態から目的地にアラインすれば、1つ目の条件はすぐに満たされる。問題は2つ目のほう。大きい艦は最高速が低いだけではなく、最高速に達するまでも長いのである。
MWDを起動した場合、最高速度が+500%、つまり6倍になる。加速力もMWDがオフのときより当然良くなっている。
MWDを起動したままでは最高速が上がっているためワープインするまでが長いが、MWDを切るとサイクル終了時に最高速が元に戻る。しかし現在速度は維持されたままなので、大抵の場合はこの時点で最高速度の3/4以上という条件を満たせる。(MWD起動時に最高速の1/8以上出ていれば、MWDオフ時に3/4以上になる)
MWDの代わりにABでも同じようなことができるが、最高速も加速性もMWDほどではないため1サイクルで3/4以上まで加速できず、2あるいは3サイクル必要になる場合が多い。
これにクロークを組み合わせると、ゲート前で捕まることを防ぐことができる。これを「擬似クロークワープ」とも言う。
Covert Ops Clorking Device IIによるクロークワープ1)程ではないものの、安全性は比較的高い。
基本的に、ローセクなどのバブルがないゲートキャンプをIDSなどで突破するために使う。
(※4分15秒から実践シーン)
うまく行けばスムーズにワープイン出来る。ぶっつけでやると失敗しやすいので事前の練習が不可欠。
クローク中にMODは起動できないが、MOD起動中にクロークに入ってもサイクルは途中で止まらず、そのサイクル中は機能を維持し続ける(一部例外あり)というシステム上の特性を利用している。