ESIは色々な便利なことに利用できますが、色々なことができる半面、きちんと管理しなければ損害を被る可能性もあります。
ESIとはEVE Swagger Interfaceの略で、XML API, CREST APIに続く第三のAPIシステムです。
2018年5月にXML及びCRESTが廃止され、現在はこのESIのみが有効なAPIとなっています。
XML APIは2007年から稼働しており、以前の外部ツールの大半はXML APIを利用していました。
最終更新が2018年以前になっているツールは、もうほとんど利用できないと考えていいでしょう。
EVEにおけるAPIとは、以前は「公式サイトにログインして発行したコードを外部ツールやサイト等に入力することで、ゲーム内の情報を外部ツール等が読み取れるようにするもの(XML API)」でした。
これによって呼び出せるデータは
などなど多岐にわたります。
また、このコードを利用すれば自分以外からでもデータを呼び出せるので、第三者に提示することで自身の潔白を証明する道具にも使えます。
ESIでも概ね同じことができます。しかし、「コードを渡す」形ではなく、また機能が大きく拡充されているので注意が必要です。
以前の主流であったXML APIとESIの大きな違いは、以下の2点です。
ESIはシングルサインオン(SSO)を利用します。
要は、外部ツールでありながら、EVE公式のログインページに遷移し、EVEのアカウントでのログインを要求するというわけです。
ログインした後には、このESIによって何が許可されるかが表示されるのでよく確認しましょう。
この「ESIで許可する機能」を「ESIスコープ」と呼びます。
例えばこの場合なら、
が有効になります。
極端なことを言えば、ここで許可した機能は、そのサイト・ツールの管理者が無条件に利用できてしまいます。
ESIを利用する場合は、
をよく確認しましょう。
例えば、EVE Marketerなら、
のためのスコープであると判断できます。このサイトはESI登録しなくても利用できますが、ESIを利用したほうが便利に使える場合もあるでしょう。
なお、Dotlanのように、ESIを利用するもののゲーム内データは一切利用しないサイトもあります。1)
当WikiではBot排除のためにEVE SSOを利用しています。
スコープでパブリックデータを要求していますが、これはログインに際してWiki内部でアカウントが生成され、それに対して所属アライアンス/所属コープの情報を紐づけるためです。
(将来的にコープ限定アクセスなどの機能を付加できますが、現在は利用されていません。)
ESIでできることの一覧は公式サイトで公開されています。
機能が色分けされていますが、これは以下のようなことを意味します。
つまり、青以外の機能はすべてゲーム内に干渉する機能です。これはフリート関連以外にも多く存在します。
先に述べた通り、ESIを利用する場合は余計な許可が含まれていないか細心の注意を払いましょう。
青以外のスコープには以下のようなものがあります。
自分が何に対してESIスコープの利用を許可しているかは公式サイトで確認・管理できます。
不要になったESI、身に覚えのないESIなどは適宜削除しましょう。