差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
trade:swindle [2016/02/15 00:41] – [信用取引詐欺] bartlett | trade:swindle [2020/11/10 13:51] (現在) – 外部編集 127.0.0.1 | ||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
====== 詐欺まとめ ====== | ====== 詐欺まとめ ====== | ||
EVE Onlineの自由度の高さの象徴として、「詐欺が禁止されていない」ことがよく挙げられます。\\ | EVE Onlineの自由度の高さの象徴として、「詐欺が禁止されていない」ことがよく挙げられます。\\ | ||
- | 最大商都であるJitaのローカルチャットのほぼ全ては詐欺である、とよく言われますし、実際そうです。\\ | + | 最大商都であるJitaのローカルチャットの1割((残りの9割はハイパーネット。ハイパーネット実装前は詐欺の割合が99%だった))は詐欺である、とよく言われますし、実際そうです。\\ |
それだけ詐欺を仕掛ける人が多いということは、それだけ詐欺に引っかかる人が多いということ、そして詐欺が儲かるということです。 | それだけ詐欺を仕掛ける人が多いということは、それだけ詐欺に引っかかる人が多いということ、そして詐欺が儲かるということです。 | ||
行 49: | 行 49: | ||
十分なISKを持っている時にこれを受諾すると、一度引き渡されたPLEXを再度あちらに引き渡すことになります。\\ | 十分なISKを持っている時にこれを受諾すると、一度引き渡されたPLEXを再度あちらに引き渡すことになります。\\ | ||
つまりISKだけ取られます。ちなみに契約を受諾する前にPLEXを持っていなくても、ISKだけ持っていれば成立してしまいます((引き渡されたPLEXがそのまま支払いに回されるため))。 | つまりISKだけ取られます。ちなみに契約を受諾する前にPLEXを持っていなくても、ISKだけ持っていれば成立してしまいます((引き渡されたPLEXがそのまま支払いに回されるため))。 | ||
+ | |||
+ | ==== お楽しみBOX ==== | ||
+ | {{: | ||
+ | Plastic Wrapとはクーリエコンテナのこと。「これら5つのコンテナの中に1つだけPLEXが入ってますよ」という謳い文句である。\\ | ||
+ | 当然PLEXなど入っているわけがありません。そもそも、クーリエコンテナの中に物が入っていれば下のように表示されます。\\ | ||
+ | {{: | ||
---- | ---- | ||
行 64: | 行 70: | ||
ただし、買い注文を出す際にその「最低取引量」を、流通しているアイテム数よりも多く設定することで「買うことはできるが売ることはできない」状態にします。\\ | ただし、買い注文を出す際にその「最低取引量」を、流通しているアイテム数よりも多く設定することで「買うことはできるが売ることはできない」状態にします。\\ | ||
最低取引数を超えられないために、流通数の少ないニッチなアイテムで行われる傾向があります。 | 最低取引数を超えられないために、流通数の少ないニッチなアイテムで行われる傾向があります。 | ||
- | |||
- | ==== 信用取引詐欺 ==== | ||
- | 上の最低取引量詐欺の発展形。__トレードスキル「信用取引(Margin Trading)」__を利用します。\\ | ||
- | バグに片足突っ込んでいるような手口ですが、一応((今後の仕様変更で使えなくなる可能性はある))公式からは仕様と認められている手口です。\\ | ||
- | また、**手口を知らないと引っかかる詐欺の筆頭**でもあります。 | ||
- | |||
- | そもそも、EVEのマーケットにおいて買い注文を発行した時、その買い取り総額と同額のISKをNPCに預けることになります。そして実際にアイテムを買い取った時に、その預けたISKから支払いがされます。これにより、通常自分が所持しているISK総額以上の買い注文を発行することはできません。\\ | ||
- | スキル「信用取引」を習得していると、買い注文発行時にNPCに預けるISKの金額を軽減することができます。軽減した分のISKは、買取時に直接買い手に支払うことになります。\\ | ||
- | __もし買取時にこの後払い分のISKを持っていなかった場合、買い取りは成立せず買い注文も消失します__。 | ||
- | |||
- | つまりどういうことかというと、「**__アイテムを最低取引量以上に持っていても、買い注文への売却ができない場合がある__**」ということです。 | ||
- | |||
- | 以下、具体例。\\ | ||
- | {{: | ||
- | このような契約がローカルに流れていました。\\ | ||
- | {{: | ||
- | このアイテムを1000個売れば約1.3B。800Mで買っても利益が出そうです。ですが、これは高確率で信用取引詐欺が仕掛けられています。\\ | ||
- | |||
- | 信用取引詐欺の判断に使えるポイントは2つ。\\ | ||
- | 一つは、上記の買い取り注文に最低取引量が設定されています。これは、市場からではなく契約からアイテムを買わなければ、この買い注文に対して売却できないようにしているのだと考えられます。\\ | ||
- | {{: | ||
- | もう一つが、過去の取引履歴です。\\ | ||
- | 現状の売却価格が、過去の取引額水準に比べ異常に高くなっていることです。これは、低価格の売却注文を買い占めて価格相場を誤認させると同時に、商材として数を確保しているためだと考えられます。\\ | ||
- | この価格水準操作は、上記の最低取引量詐欺でも行われることが多いです。 | ||
---- | ---- | ||
行 93: | 行 75: | ||
===== その他 ===== | ===== その他 ===== | ||
==== ISK Doubling ==== | ==== ISK Doubling ==== | ||
- | {{: | + | {{: |
「ISKくれたら倍にして返すよ」という文言をひたすらローカルチャットに流しているもの。もちろん倍になるわけなどない。\\ | 「ISKくれたら倍にして返すよ」という文言をひたすらローカルチャットに流しているもの。もちろん倍になるわけなどない。\\ | ||
例えばこの例なら、本命は3倍~5倍の高額な方ではなく、一番安い10mの方。間違っても「安い方で< | 例えばこの例なら、本命は3倍~5倍の高額な方ではなく、一番安い10mの方。間違っても「安い方で< | ||
==== 移動不能クーリエ ==== | ==== 移動不能クーリエ ==== | ||
- | 1, | + | 高額な保証金のかかったクーリエコントラクト(輸送契約)を受注させ、それを失敗させることで保証金を得るもの。中身はたいてい無価値なガラクタであるため、輸送失敗で戻ってこなくても発注者は痛くも痒くもない。\\ |
- | 現在の仕様ではクーリエの容積に応じて受注前に警告が出るので、手口としてはほとんど廃れてしまっている。 | + | かつては最高スキルフレイターでも格納できないような巨大な荷物のクーリエを受注させる手段が多かったが、容積制限が付くようになって実行不可能になった。\\ |
+ | 現在見られる手法は以下の通り。 | ||
+ | * [[: | ||
+ | * フレイターでしか運べない荷物を、進入経路の限られる僻地システムに運ばせ、その途上で襲撃・撃沈して失敗させる。 |